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3syk & 土屋勇太 / Mellow Monk Connection & Zangief Zangief コラボシングル リリース インタビュー!


Mellow Monk Connection & Zangief Zangief が異色のタッグを組みリリースされたコラボシングル「BC/AC 〜Before COVID-19/After COVID-19〜」が大好評!につき、3syk(Mellow Monk Connection)と土屋勇太(Zangief Zangief)へ急遽インタビューを行いました!


interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

2020.07.15


 

ー 本日は宜しくお願いします。


3syk Mellow Monk Connection(以下:メロモン)の3sykです。今日はよろしくお願いします。


土屋 Zangief Zangief(以下:ザンギエフ)の土屋です。どうぞよろしくお願いいたします。


3syk 実は土屋さんとはまだリアルにお会いした事が無くて(笑)。今回のコラボにしても、全てがリモート環境で制作を進めているだけでなくて、お願いからしてLINEとZoomでコミュニケーション取ってるという特異な状況でした。本当に快諾して頂けて良かったと思っています。


土屋 こちらこそお声掛けいただき大変嬉しかったです。そうですね、今回は限られたやり取りの中での制作となり不安な面もありましたが、逆に情報が少ない分、思い切りよく作業することができたと思います。


ー 貴重な経験になりましたね。


土屋 はい、貴重で楽しい経験となりました。Zoomでの初対面は緊張したりもしましたが(笑)。





ー そうですよね(笑)。そもそも今回はどういった経緯でコラボレーションする事になったのですか?


3syk BC/AC(配信中のBC/ACの原曲)をSoundCloudYouTubeで発表したあと、結構良い評価を周りから頂きまして、どうにかしてこの曲をリリース出来ないか?という話をメロモンのメンバー間で話してたんです。聴いた方は分かると思いますがトラックで大ネタをサンプリングしてますので、あのままだと簡単には販売する事が出来なかったんですよ。


ー 確かにそうですね(笑)。


3syk そんな状況もあって、サンプリングネタを使わず、バックトラックの差し替えで検討する事になったんです。でもただトラックを変えるだけだと芸が無いので、誰かとコラボ出来ないか考えた時に、ザンギエフさんが真っ先に浮かんだんです。そしてそのアイデアをhatchとPGに話したところ、面白いという事になり、お声がけしたという次第です。冒頭に言ったとおり僕はザンギエフの皆さんとは面識がなかったので、齋藤さん(Hooky Records スタッフ)にお願いして繋いで頂きました。




ー Zangief Zangiefのどんな所が魅力的でしたか?


3syk Hooky Records から「イントロ - EP」がリリースされて、初めて聴いた時にシビれました。もともとAcid JazzやClub Jazzは好きで色々と聴いてるんですが、ピアノ中心のインストバンドで、オルタナロック寄りのアプローチしてる所にシビれましたね。一時期は「イントロ - EP」しか聴いていなかったので、そのくらいにはファンです。しかもアー写はドット絵だし、「何者だ?この人達は?」ってずっと気になっていました。編成も3ピースで、ピアノパンクって感じがいいです。QuasimodeとかCloud9みたいにJazz寄りではなく、どっちかと言うとBen Folds Five的なテイストで、本当に好きですね。「Percy」は名曲なのでみんな聴いて欲しいし、何だったら勝手にラップ追加しようかなとか考えてます。





ー つっちーはメロモン及び今回の楽曲に対して、どのように感じましたか?


土屋 メロモンさんは、色んな人と色んなトラックの上で言葉を紡ぐ人たちで、器量人の集まりみたいなイメージを持っていました。なのでそんな方々からオファーをいただきとても光栄で、二つ返事でお引き受けさせていただいた次第です。今回の楽曲についても、言葉選びやアレンジセンスにとても驚きと感動がありました。何より自分がコロナ禍で感じるモヤモヤを絶妙な言い回しで代弁してくれる心地良さみたいなものを感じました。お三方の表現する力がただただ凄いなぁと思いました。


3syk そこまで言ってもらえるの、ありがたい限りですわ。でも土屋さん、言葉がめっちゃ固いな(笑)。よし!ここはお互い心のソーシャルディスタンス解除。もう僕もつっちーと呼ぶので、楽に話しましょー。


土屋 かしこまりました(笑)。


3syk Zoomでつっちーと堀田くんと話した時もそうだったけど、みんな礼儀正しいし、超好青年だよね、ザンギエフは。


土屋 いえいえ。全然そんなことないのですが、少し体育会系の雰囲気はあるかもしれません。


3syk あー、なるほど。まあ確かにメロモンは全員おじさんだし、ザンギエフの皆とは年齢差あるからなあ。恐縮しないで!って言うのも軽くパワハラかもしれない(笑)。




ー 今作の「BC/AC 〜Before COVID-19/After COVID-19〜」というタイトルには、どのような思いが込められていますか?


3syk タイトルはそのままの意味で、「ビフォーコロナ/アフターコロナ」なんですけど、コロナ禍以前と以降でこの世界が明らかに変わってしまった現実があって、そこで感じた色んな感情を、僕らなりに整理してメッセージに落とし込んでいます。311(東日本大震災)の時もそうでしたけど、世の中にこれだけ大きなインパクトがあると同時多発的にパラダイムシフトが発生して、色んな事が一気に動き出します。生活も経済も政治も文化も。そして当然の事なんだけど、それは人間にとってはかなりのストレスを生じさせる訳で、SNSとか見るとどこもかしこも炎上してて、当然それを見て自分の中にも色々と湧き上がってくるんですよね。それを何とか昇華させてアウトプットしたかったんです。欲を言えば、アフターコロナの世界を生きていく自分の子供達にメッセージとして残したかったというのもありました。


ー 実際、コロナウィルス感染症は実生活において影響が有りましたか?


3syk 僕は仕事も完全にリモート対応出来る環境なので、家中心の生活は変わりませんけど、登園自粛期間もあって子供と過ごす時間は平時よりも増えましたね。あとリモート飲みが浸透したおかげで、久しぶりに色んな人とも会えたりしました。

土屋 私は大変ありがたいことに普段どおり仕事をさせていただいていました。


3syk 音楽面で言うと、メロモンは元々DTMがメインなので、あまり影響無かったけどザンギエフの皆は影響受けまくったんじゃないかな?スタジオ入れないというのは、なかなか厳しい状況だったよね。


土屋 そうですね、ザンギエフの活動の主体はスタジオなので、現在は完全に活動が止まってしまっております。今回メロモンさんと作業させていただいて、ICT環境で製作の全工程があっという間に完結してしまったことにかなり衝撃を受けました。ザンギエフメンバーとも今後そういう環境でも作業できるようにしていきたいねと話したりしました。


3syk 確かに、デモ音源作成とかであれば集まらなくても出来る時代ではあるよね。今回もつっちーがLogic使える環境あったので、スムーズに進んだと思う。普通だったら、音源渡してスタジオ入って、そこからアレンジ固めて、更に録音するためにまたスタジオ集まって、、、みたいに時間かかるしね。ただバンドでしか出せないグルーヴ感とか、ジャムって湧き上がるアイデアとか、生だから発揮出来る部分もあるし、両方出来るのが一番良いよね。まあ、こういう制限のある状況下だからこそ出来たコラボとも言えるかな。





ー 結果、とてもクオリティーの高い楽曲が完成しましたが、本作の聴き処を教えて下さい。


3syk SoundCloud版のBC/ACを聴いてる方には、ザンギエフのテイストでよりドラマチックになったトラックを聴いて頂きたいですね。予想してた以上にAcid Jazzな雰囲気が出たので、ソコも含めてつっちーの凄さを感じて欲しいです。特にPGのメロディの後ろで奏でられるピアノのリズム感とベースラインは最高にクールです!


土屋 社会を風刺しつつも、とてもあたたかさを感じる楽曲だと思います。核心をつく言葉に耳を傾けたり、サウンドに身を任せたり、好きなように聴いていただき、少しでも前向きな気持ちになっていただければと思います!


ー 折角の縁なので、コロナが落ち着いたら「Percy」にラップ乗せにザンギエフのスタジオに遊びにいきましょう!


3syk そうですね!ザンギエフの皆さんとセッションもしたいですし、機会あればBC/ACもLIVEでいつかやってみたいです。全てが落ち着いて、またLIVEが当たり前に出来る頃にHooky Recordsのイベント期待してます!


ー ええ!是非!


土屋 是非スタジオにも遊びにいらしてください!そしてこの曲をライブで披露できる日を楽しみにしております!


3syk 本当に行きますよ(笑)!


土屋 本当に来てください(笑)!


 


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