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noribooooone x 柴 由佳子 / TAPE ME WONDER アルバム リリース 対談!


多くのゲストミュージシャンが参加しているTAPE ME WONDERの新作アルバム“PRIZE”、中でも冒頭1曲目に収録された「羽衣」を美しく彩るバイオリンとビオラの旋律は、楽曲アレンジとして抜群の効果を生んでいると言えるだろう。今回はチーナに所属しながら多くのレコーディングやライブをサポートしているバイオリニスト、柴 由佳子さんをお迎えして、参加のきっかけからレコーディングの様子についてnoriboooooneと対談形式で行った。

interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

2023.02.10


 


ー 自己紹介をお願いします。


柴 バイオリンの柴です。普段はチーナというバンドでバイオリンを弾いています。そしてロック、ポップス、インストバンドなどジャンル問わずサポートでも弾かせて頂いております!


nori バンド名じゃなくて、楽器名を最初に言える自己紹介って憧れますね(笑)


ー お二人の出会いのきっかけを教えて下さい。


nori 多分ちゃんと会話したのは、確か渋谷の7th Floorで共通の友人のboobee(渋谷HOME)に紹介されたのが最初だった気がしますね。


柴 そうですね。最初は「boobeeの先輩」という認識でした。


nori ただ、チーナはその前から知っていて、実はビタエン(pygmy with bitter ends)で絡みたいと思ってました(笑)


柴 えー!知っててもらえたのめっちゃ嬉しいです!!


ー 初対面の時のお互いの印象はどうでしたか?


nori 何となくバイオリニストって大人しいイメージがあったけど、すごく明るく豪快に笑う人で驚いた(笑)


柴 (笑)よく言われます。昔はクールビューティーに憧れてたのですが、おかしいな(笑)


nori 演奏は男前で、クールビューティーだったけどね。



ー 今回のプロジェクトに関わるきっかけを教えて下さい。


nori 今回、結果的に2曲に参加して貰ったんですが、特に「羽衣」については、曲作りの段階から自分の中でストリングスのイメージがあって。それで、レコーディングが決まったタイミングで柴ちゃんに声を掛けさせてもらったのがきっかけですね。


柴 そうですね!noriさんから連絡を頂いたのがきっかけです。


ー 最初に「羽衣」を聴いた時の印象はいかがでしたか?


柴 柔らかい曲だなと思いました。芯がありつつも、ふんわりとバイオリンを乗せたいなと思いました。めまぐるしく音符が浮かぶというよりは、頭の中に柔らかにアレンジが浮かんでくる感じがして心地よかったです。


ー 演奏で特に気に入っているポイントなどありますか?


柴 曲の箇所箇所でギターとハモったりしているのですが、それがとても楽しかったので気に入っています。




ー 録音した演奏を聴いた時にどう感じましたか?


nori まず今回、初めて曲を聴いてもらったのがリハーサルスタジオの生演奏で。本来、ストリングスアレンジをお願いする時は、事前にデモとか譜面とか用意しなきゃいけないのではと思っていたんですが、スタジオで軽く音を合わせた瞬間にビビビと来ましたね。気が付いたらメンバー全員、完全にノックアウトされてました(笑)


柴 本当にそう言って頂けて安心しました!割とイメージ先行でアレンジを広げていくのが好きなので。


nori ちなみに、チーナとかで楽曲のアレンジする時はどうしてるの?


柴 チーナの時は色々です。バイオリンはこういう風に入って欲しいという時もあれば、自分でイメージしていくつかパターンを持って行って、音を出してみんなで話し合って決める時もあります。


nori なるほど、でも譜面上のやり取りとかはしない?


柴 譜面のやりとりは少ないと思います。サポートの時もコード譜はあったりしますが、割と耳と想像力をヒントに作ることが多いですね。ただ複雑な曲だと、ある程度アレンジを想像した上でパートごとにバラして自分で譜面を作る事はあります。ただ、私はコードがとても苦手で未だにググったりしているので(笑)、譜面を作る時も音符で書いています。


nori 今回も録音の時は、ちゃんと譜面に落としてくれてたもんね。ちなみに今回、既に歌詞が出来上がった状態からお願いしたと思うけど、歌詞はアレンジに関係しますか?


柴 ありますね。あまりにも歌詞とかけ離れたアレンジはしないようにしつつ、裏切ったりもします。「羽衣」に関しては音に影響されたアレンジが多かったのですが、「フィナーレ」の方は歌詞先行でイメージを膨らませてアレンジしました。




ー 聴いた感覚を大事にされているのですね、レコーディングは順調でしたか?


nori まず、ビクタースタジオの401stという、だだっ広い体育館みたいなスタジオのど真ん中で、あんなに堂々と振る舞えるのが素直に凄いと思いました(笑)。自分なら緊張しまくるだろうなと。


柴 いやいや!緊張してたんですよ(笑)。でも、皆さん本当に和ませてくださったので。本当にありがたかったです。


nori 録音したいフレーズについては事前に詰めていたし、柴ちゃんの演奏が素晴らしいのは分かっていたんで、卓側では中山さん(レコーディングエンジニア)と、最終的にどんなアレンジにしたいかを話し合っていましたね。本格的なストリングスのレコーディング経験もなかったので、当日は彼のディレクションにかなり助けられました。


柴 noriさんの言う通り、ビクタースタジオの401stは物凄く広くて、エンジニアの中山さんもスーパー凄い方で。その上、近くのマイクに加えて物凄い高い位置にマイクがセッティングされていて…聞いたら5mくらいの位置らしくて。私身長が153cmしか無いしその上座っちゃってるしそんなに高い位置まで音をちゃんと届けられるかなと思ったのですが、逆に高い所に音を飛ばそうと意識する事で「羽衣」の雰囲気に合うのでは!?と思い直して、のびのびと演奏出来ました。とにかくスタジオがチームの持っている良い空気に満ちていて、とても楽しいレコーディングをさせて頂きました。


nori またDussanのティンパニやハンドシンバルとの相性があまりに良くてですね。やはり古くから残っているクラシックな楽器の生音色というのは説得力が違うなと、改めて思った次第です。





ー 曲も聴かせていただきましたが、素晴らしい作品で感動しました。これを聴いてしまうと是非、ライブでもコラボレーションを観てみたいと思うのですがいかがですか?


nori 是非とも。この曲に限らずトライしてみたいですね。現状、音源として仕上がった作品と実際の4人でのライブ演奏の差にかなり苦しんでいる最中ですが(笑)


柴 是非!スタジオで音を出した段階でとても楽しかったので、ライブで一緒に演奏出来たら最高です!


nori 音は勿論だけど、やっぱり柴ちゃんがいるといないとで華のレベルが変わるだろうし(笑)。チーナとも是非対バンしたいですね。


柴 いやいや、ライブだとどちらかというと野生化するので(笑)


nori ウチはおじさんばっかりだから、かすみ草とヒマワリくらい変わるよ。


柴 (笑)。でもかすみ草はかすみ草で素敵な花ですからね!!


ー 楽しみにしています!お互いの今後の活動にもエールをお願いします。


nori なかなかバイオリニストでしっかりバンドに在籍している人は少ないと思うし、キャラクターを含めて、柴ちゃんはシーンにおいて貴重な存在だと思います。どんどん活動の場を広げてもらって羽ばたいて欲しいですね。


柴 人が繋いでくれた縁というのはとても素敵で、それを見逃さずに生かすことの出来るnoriさん。お陰様でとても良い音楽と出会えました!これからも人間らしくそのままで思いっきり音楽してください!


ー では最後に音楽ファンにメッセージをお願いします。


nori 今作は他の曲でも色んな方に参加して頂いたのですが、柴ちゃんとのコラボレーションはバンドにとっても大きなチャレンジであり、結果的にそれは大成功でした。是非ともバイオリンとビオラの美しい音色を堪能して頂ければと思います。柴ちゃんとは、今回は録音で参加してもらいましたが、次回は曲作りからやってみたいですね。


柴 楽曲と弦楽器の響きがとても良いバランスの曲にして頂きました。音と人から刺激を受け、それが音楽となり良い作品が出来るという素晴らしい物語。是非聴いてください!これからもTAPE ME WONDERの音楽に関わっていけるように私も頑張ります!



 

noribooooone

PG名義でGQ06で東芝EMIよりデビュー後、数々の新人アーティストのディレクションを手掛ける。

現在は仕事で国内外を駆け回りつつ、pygmy with bitter ends、TAPE ME WONDER、Mellow Monk Connectionなど多岐に渡るプロジェクトを継続中。

お酒が入るとついつい饒舌になりがちだが、本当は人見知りの愛犬家。旅とブログ、サウナとミニクーパー、レコードとアートがキーワードの、好奇心に抗えない大人である。


LINK:Twitter​




柴 由佳子

チーナ/チーナフィルハーモニックオーケストラのバイオリン弾き。カレーと鳥と紅茶と木が好き。様々なジャンルのサポートバイオリニストとしても活動中。


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