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寄稿企画 / セニョールペルフェクトをリイシューしてみる


過去のレコーディング音源やライブ音源をコンパイルしたSenor PerfectoのBest Album「Mangia!Canta!Urla!」配信からはや一ヶ月。「久々に聴いたよ!」「懐かしい!」「初めて聴いた!」などなど様々な反響を頂きました。そこでSenor Perfectoを聴いたアーティストから頂いた声をお届けする「寄稿企画 / セニョールペルフェクトをリイシューしてみる」を公開!

※2021年12月3日にTO-Kaを追加しました。


text by 齋藤泰人(Hooky Records)

2021.11.14


 


安藤健作(noTOKYO)


Senor Perfectoの音源を改めて聴いた。

当時東京インデーズシーンで活躍してたバンドは皆良きライバルで切磋琢磨しカッコイイ音楽を我武者羅に演ってた時代を思い出した。

あの時代のバンドは皆鬼気迫る勢いで音楽制作、ライブしてた。

彼等はそのシーンの中核バンドであり、皆に影響を与える存在だった。

【最高な音楽は時間が経っても絶対に色褪せない。】

本当そうなんだよ…!俺がガタガタ話すよりSenor Perfectoを今すぐ聴いてみな?うねるグルーヴと博識なリリック!!彼等のサウンドは最高にカッコイイからさ(*´∀`*)



noribooooone aka.PG(TAPE ME WONDER,pygmy with bitter ends,Mellow Monk Connection,ex.GQ06)


Mangia!Canta!Urla!直訳すれば「食べて!歌って!叫んで!」だけど「歌って叫んでご賞味あれ!」の方が座りがいいか。え、そんなことはどうでもいい?そういう方は、3sykの性分を分かっていませんね。彼はそういうディテールにこそ拘る男なのだよ、だってイタリア語だよ。


ミクスチャーとは、多様な音楽性のミックスから作られた造語だと思うけど、その雑多な音楽性を持つバンド自体も、やはり一癖も二癖もある雑多な人間達のミクスチャーだったなと今更ながら思います。


ユニコーン、かせきさいだぁーという変わらぬ文脈を感じつつ、強烈にGEARとかAntiknockを思い出させるギターサウンドを含め、若さが漲ってるなと思いますが、やはりN.B.Oなんて聴いちゃうと、ライブシーンでの現場復帰を期待してしまいますね、Senor!Canta!Urla!



ハッシー(ASHIGALL


セニョールペルフェクトです。

ベスト盤です。

セニョールペルフェクトです。

良き時代のミクスチャーです。

セニョールペルフェクトです。

縦ノリのグルーブが心地いいです。

セニョールペルフェクトです。

リリックもいい感じです。

セニョールペルフェクトです。

ライブ感も出ててカッコいいです。

セニョールペルフェクトです。

ライブ観てみたいです。

セニョールペルフェクトです。

是非一度聴いてみてください。

セニョールペルフェクトです。

一度聴き始めるとBackできじの一通地獄です!

セニョールペルフェクトです!




当時10代だった自分も腹筋を鍛えなければいけないおっさんになってしまうと、ついつい思い出補正というか「やっぱりいいよねー」と安易に言ってしまいそうになるのだが、これはそういう作品ではないなと。メンバーの共通言語で語られる楽曲はミクスチャーであり、ロックの不変的なアレ。そしてTRAPが多く胃もたれ気味の耳に3sykさんのラップがとびっきりの鮮度で飛び込んでくる。懐かしさよりもこの新鮮さ、皆さんも体験してみませんか?



タンクボール(キャラメルパンチ)


まずはVo.の3sykさんの知性を感じます(笑)。僕は直接お会いしたことはないんですが、これ不思議だなあと思います。


それは言葉選びもそうだと思うんですけど、ボーカルサウンドから自然とですね。自分の哲学とか世界観を構築してる人が僕は好きなんですが、それをバンドサウンドにのせて聴けるみたいな楽しさがあります。


ミクスチャーバンドによくある、ドーン!「yeah! yeah!」みたいなノリも全然好きなんですが、Senor Perfectoはそれとは一線を画していて。楽器隊のサウンドはハードだったりファンキーなんだけど、なぜか3sykさんのフィルター通して出てくると独特のライトさを含んで出てきますよね。押しつけがましくない心地よいポップさというのかな。シラフの時にもスッと入ってくるというか。むしろちゃんとしてる時に一語一句ちゃんと聴きたいみたいな。


それと今回ライブ音源が聴けるっていうのは嬉しいですよね。バンドのカラーが一番出ると思うので僕は好きです。スタジオでレコーディングしたであろう音源も不思議と当時のライブハウスの空気感を含んでいる気がして「おおお!」となりました。


あと僕もベーシストなので、このKazMooさんの「ブリッ」「ゴリッ」というBassのサウンドは気持ちいいですね。ボトムをどっしり支えながら「ブリッ」と出てくるんだよな~(笑)。



東 康明(Zangief Zangief)


【キャッチー?個性的??実力派!?】

まずはグルーヴ感溢れる実力派のリズム隊から入り、そこにパンク風味でパンチの効いたギターが乗り、最後に軽快なラップ風のボーカルが被さった時、今まで味わったことのない化学反応が生まれる。

キャッチー、個性的、実力派。どの言葉もあてはまるが、どの言葉でも言い表せない。

聴いてるとついつい体が動いてしまい、お酒が進む。心地よいクセがあり中毒性高めの曲たち。

いやー、ライブで聴きたいです!!



TO-Ka(空手コンドル,E.P.O)


Mixtureという言葉が使われ始めた90年代後期、その当時の東京Mixtureシーンを語るに絶対に外せないBAND。そんなSenor Perfecto(セニョールペルフェクト)の音源がリマスターされて蘇った!これはヤバい。


早速チェックしてみると5曲目に「feat.TO-Ka」表記が。え?何だっけこれ?!

全く思い出せず慌てて聴いてみると、仕事サボり過ぎだろって位に大した事やってないのに名前入れてもらっちゃってホントすんませんって感じではあるが、互いに攻め合い、そしてRespectして来たアンダーグラウンドな東京ライブハウスシーンの当時の記憶が色々と蘇ってくる。

あの頃があるから今がある。


そして今、あの頃のセニョールを約20年振りに聴いてるが、今改めて聴いても身体が自然と踊らされる楽曲のセンスと、脳が踊らされる3sykワールドには流石の一言。


時代は移り変わっても、良いモノは円を描いてまた回ってくる法則。それは聴けば分かる。

おかえりセニョール!



 



フォーマット:デジタル

発売日:2021.10.14

品番:HOOK-008​2


 

ファンク×ロック×パンク×リリック!オールドスクールなミクスチャーの決定版!


90年代後半の東京アンダーグラウンドシーンを駆け抜けたセニョールペルフェクト。その過去音源集が20年の歳月を経て初の音源化!Ugazinによってリマスタリングが施された楽曲は当時の空気感を残しつつデジタル配信に最適化されており、疾走感溢れる3sykのリリックがグルーヴィなミクスチャーロックとして炸裂する。ライブでも定番となっていた「バックパッカー」「一通HELL」をはじめ、解散ライブ限定で配布されたテープ音源からも楽曲を収録した必聴なコレクション!


 



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