寄稿企画 /「with COVID-19」公開!


2020年8月、世界的なコロナウイルス感染症のパンデミックにより私生活のみならず音楽活動もに多大な影響が出ています。そこで、アーティストは何を考えどのように行動していくかアンケートを取ってみました。各々の個性が強く出ていて、とても面白い読み物になっていると思います。まだまだ続くであろうコロナ禍を乗り切る一つのヒントになれば幸いです。

※2020年9月6日にWacha、PNKを追加しました。


text by 齋藤泰人(Hooky Records)

2020.08.05



noribooooone a.k.a PG(TAPE ME WONDER , pygmy with bitter ends , Mellow Monk Connection


①コロナ禍と私生活

世の多くの会社同様、4月から現在に至るまで、在宅勤務中心になっています。ただ、コロナ禍前に請負っていた仕事もあったので、それなりに忙しく動いていたかと思います。また、これまで年間の約半分を海外での仕事が担っていましたが、世界的な渡航制限の中で、先の予定が全く立てられないのがストレスですね。反面、自宅に長くいることで、2歳半という(恐らく)絶妙に可愛い年頃の息子と接する機会が増えたことは、色んな意味でとてもラッキーでした。

個人的な出来事としては、非常事態宣言解除と同時に、右耳が突発性難聴になったり(大分改善しました)、顔面を戸棚に強打したり(完治)、痛風を発症したり(治療中)と、コロナと関係ない所で勝手に満身創痍になっていました。


②コロナと音楽活動

皆さんと同様、3月〜7月まで予定されていたライブは全てキャンセル、もしくは延期になりました。自粛期間中はスタジオも閉鎖され、バンドとしての機能は一時、完全にストップしました。20年以上になるバンド生活の中で、ここまでライブやスタジオの間隔が空いたのは初めてのことです。

ただ、完全リモートで行った MMC での "BC/AC" の制作や、hatch9th の Dubシリーズ(Aerosmithのカバー!!)への参加、TMW の新曲のアレンジを考えたりと、創作活動はそれなりに充実していたかも知れません。


③今後の活動予定

懇意にしている渋谷 HOMEの企画で、TMWのライブが限定公開されました。単なるリアルタイムのライブ配信ではなく、完全ライブ一発録りのドキュメンタリーのようになっています。奇跡的に良く録れた "CHAIN SAW" の投げ銭配信、僕がデザインした限定チャリティーTシャツの発売もありますので、是非ともゲットして下さい。

また現在、TMW で8/3に 吉祥寺WARP、8/9に 四谷OUTBREAK にてライブが予定されています(開催は状況によります)。


④今、私が思うこと

皆さん、それぞれが異なる環境や状況の中で、この未曾有のコロナ禍に直面しているかと思います。大変な思いをされている方もいるだろうし、中にはそこまで影響の無い方もいるでしょう。ただ現実に起きる、例えどんな局面においても、可能性は常にあるというのが、僕の一貫した考えです。また、表現というものは、常にその可能性の一つであるべきだとも思っています。今後、イベントや音楽業界のみならず、どのような変化が待ち受けているかは分かりません。捨てることもあるし、拾えることもあるでしょう。またステージやどこかの酒場で、皆さんと元気にお会い出来ることを楽しみにしています!!!






石井ユウジキャラメルパンチ


緊急事態宣言が出る前の3/19に僕らは渋谷サイクロンでライブをやったんですが、あの頃から身の周りの状況はどんどん変わっていきましたね。こんな時だからこそと、在宅でやるカバー動画とか1人演奏の動画とか YouTube用 のカラオケ動画とかたくさん作りましたけど、世間や僕らを取り巻く環境は悪くなる一方でして。。


そこで僕らキャラメルパンチは4月頃ですがクラウドファンディングで支援を募り 無料配信LIVE というものにチャレンジしようと決意し実行しました。最近では当たり前ですが、それを行った5月の段階ではまだ 配信LIVE を行うアーティストは少なかったんじゃないでしょうか。皆さんの支援のおかげで僕らは活動の場をいただき、この変わらぬ想いを皆さんに届けられたと思っています。ただ、今は更にライブハウスシーンが厳しい状況になりロックの在り方が変わらざるを得ない状況でもあると感じています。エンターテイメントそのものの常識が大きく変わって行かざるを得ない状況とも僕は思います。


今はどうやったら 配信LIVE を超える熱量や今までのような興奮と熱を届けられるのかをみんなが模索してる最中です。正直なところ新型コロナウイルスのワクチンができるまでは、ライブハウスやフェスなど全ての有人ライブは物理的に厳しいとも思っています。ただそれができたとしても今後は新たなスタンダードが出来上がり、その中でロックというシーンは繰り広げられていくのではないでしょうか。

それがどういうモノなのかまだ分かりませんが、ただ言えることは「変わらなきゃいけない」ということです。


アーティストのマネタイズの手段も変わってくると思います。色々な変化を強いられることにネガティブな面は拭えないですが、それでも前向きにこの時代の流れに合わせて対応していきたいと僕は思っています。僕らの新たな活動や進む道をまた改めて報告しますが、ポジティブな気持ちで僕らが考えているということをまた 配信LIVE や動画などで観ていただけたらと思います。


個人的には今は新曲のレコーディングをしたいです!コロナのおかげでだいぶ心を傷める事も起こったばかりなのでスカッとしたいですね。心が折れそうになったりするんですが、やっぱり表現していきたい欲がどんどん湧いてくるので、Twitter とかで僕が腐ったりしてても心配しないで下さい(笑)。