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Mellow Monk Connection / シングル リリース インタビュー!


SoundCloudに継続的に曲をアップしては音楽マニアを狂喜させてきたクリエイター集団「Mellow Monk Connection(以下:メロモン)」。1st Single「規則性」のリリースを記念して謎に包まれたその実態を暴いてやろう的なメロモン初インタビューを敢行!

​interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

all photo by mame

2017.08.04

 


ー さて、まずは自己紹介からお願いします。


3syk 主にMCとVOCALを担当してる3syk(a.k.a. 接触)です。hatch、PGとは90年代の終わり位だから、相当古い付き合いですね。


PG こんにちは。メロディー関連とちょこっとMCやってます、PGです。hatch、3sykの2人とは、Cult of Personlity、laugh-tough、そしてGQ06といった別々のバンドに在籍していた時代から、いつかバンドの垣根を越えた活動が出来たらと、夜な夜な主に打ち上げで話していた仲です。あれから、いくつもの季節が過ぎ、幾分白髪も増えましたが、このワンダフルなプロジェクトに参加出来て、とてもエキサイトしています。Awesome!!!


hatch トラックメイクしてますhatchです。このメンツで音楽やってるってホント、当時からしてみれば結構すごいっすよね。こないだ撮ったアー写を眺めながなら改めてそう感じてます。

hatch(Track Maker)


ー 皆さん、長い付き合いなんですね。打ち上げで話していた遠い夢の話が現実化するっていうのは稀なケースだと思いますが、どういった切っ掛けでこのプロジェクトは始まったのですか?

PG これはお二人よろしく(笑)。


hatch バンドやらなくなってから、趣味レベルでトラックは作ってたんですけど、Mac買ってから録音に目覚めてしまいまして。で、やっぱり声が欲しくなって、誰かなーってパッと思い浮かんだのが接触だったんで、とりあえず飲みに行って告白しました(笑)。その時に接触がPG呼ぼうよ、って声かけたのが始まりですね。

​ー 告白ですか(笑)。

3syk そうそう、新宿で飲んだんだよね。ゴールデン街行ったなぁ。当時のTwitterのログを見て思い出したよ。2015年の2月7日だわ(笑)。この頃はまだ確か空手コンドルが復活した直後で、復活記念企画とか懐かしい面子とのコミュニケーションが一気に再燃した感じあったね。そんな中でhatchからゆるく「何かやりたいんだよね」みたいな話をした気がする。

PG オレは恋人の連れというワケですよ。



3syk いやいや、僕がPGとやりたいと(笑)。もともとhatchとは僕がセニョール(Senor Perfecto:3sykが以前に活動していたミクスチャーバンド)やってた頃に、ムエタイっていうHip Hopのユニットをやってて、そこにTO-Ka(空手コンドル)とかAki(空手コンドル)とかもいたんだよね。だからhatchとは一緒にやった経験があったんだけど、いつかPGと何かやりたいなぁと思ってて、ピンときたんだよね。


PG ムエタイ!懐かしいね〜。


3syk 接触とか言って、ムエタイの時に生まれた源氏名だからね。まあムエタイはいいとして、それでその年の4月にhatch宅に遊びに行って制作環境とかデモを聴かせてもらう機会があったんですけど、これがもうクオリティ高くて。これを世に出さないのは勿体無いなぁと、一気に僕が盛り上がったんです。そこから何曲かのデモ毎に、誰をフューチャリングするかとか、プロダクション構想をhatchとまとめて、本格的なデモ作りをスタートさせたんですね。これも当時のTwitterログを見ると背景がよくわかる。いやぁライフログ大事ね(笑)。きっかけはこんな感じです。


3syk(MC/Vocal)

ー メロモンと言えば、月1でSoundCloudに楽曲をアップしていくスタイルを思い浮かべます。そこは誰のアイデアですか?


hatch そこ、おれだっけ?(笑)。結局達成できてないけど、毎月1曲あげれば必然的に1年でアルバムができるだろうという理由で、始めたのを覚えてますね。



3syk SoundCloudはもともとhatchが使ってたので、それをそのまま利用しよう、と。


PG そこは割と拘ったかもね。いわゆるバンドみたいにライブがあるワケじゃないから、良い意味の縛りがないと、どうしても間延びするというかね。hatchのメンタルは完全に南国タイプだからねー、東北出身だけど(笑)。


hatch そうそう、縛らないと、言うだけ詐欺になるタイプだからね(笑)。


PG これまでの経験上、凝り性が気分屋というのはデフォルトなんだけど、それって物事が一番進みにくいタイプだからね(笑)。



3syk だからとにかくアウトプットする、ってところに拘ったんだと思う。楽曲制作自体はここ数年のテクノロジー進化でだいぶやり易くなった反面、ココで完成ね!って言う役割が僕らに求められてる感じはあったかな。一度アウトプットするまでのプロセスとかフォーマットが出来れば、習慣化するじゃない?習慣化するとスピードあがるからさ。で、実際スゴいテンポでアウトプットしたよね、hatchは。素晴らしいわ。


PG 確かに。


hatch 実際やってみたら月1配信て結構ハードだったもんね(笑)。


3syk かなり鍛えられたと思う。空手コンドルのリミックスも相当な仕事量だったけど、やりきったしね。


ー 空手コンドルのリミックスと言うと「V.A. / 道場破り」の事ですか?



3syk そう、あの参加アーティスト全部のリミックスやるという(笑)。


hatch 道場破りのリミックスはスケジュールがタイトだったので正直痺れましたね(笑)。けど、お陰で自分の得意なスタイルみたいなのが見えた気がしてます。


PG ウチ(TAPE ME WONDER:PGがnoribooooone名義で参加しているバンド。「V.A. / 道場破り」に参加している。)のは楽だったでしょ?


hatch う、うん(笑)。


3syk 見事に言わされてる(笑)。


PG(Vocal/MC)

ー リミックスワークを経て、「規則性」のリリースへと繋がっていく訳ですが何故「規則性」をチョイスしたのですか?



3syk 今回、Hooky Recordsからリリースする事が決まった段階で、曲のストックは幾つかあったんですが、「規則性」がメロモンを理解する上で最も基準になる曲だったんでコレに決めました。曲としてはだいぶ歴史が古いけど、去年メロモンで再構築した段階で、3人の個性が上手くハマって。あー、これがメロモンなんかな、って手応えを感じました


ー SoundCloudにアップしていたのとは別バージョンですよね?



3syk ボーカル素材は一緒ですが、トラックとミックスに関してはだいぶ違いますね。この辺りはhatchの説明のほうがいいかな。


PG サウンドに関しては、hatchの拘りが、随所に出てるよね。個人的には3sykのリリックの世界観が、本当に彼らしい表現だと思うし、なんだかブルージーな世田谷の夕陽が浮かびますね。怒りや悲しみといった強い感情って、特にロックやヒップホップの世界だと、それをモチベーションに置き変える人が多けれど、彼は昔からなるべくユーモアやスマートな表現に置き変えることで、絶妙に避けてる所が独自の表現になってる。


3syk リリック書いた時期によって多少の表現の仕方は変わるんですけど、PGが指摘する通り、何と言うか、出来るだけニュートラルに物事を捉え様とする傾向はあるかもしれないね。あと世田谷ってコメントはドンピシャで、世田谷住んでた最後の頃かな?このリリック書いたのは。そんな時期に書いたリリックなんですけど、これにPGが新たに付け加えてくれたパートが秀逸で。世田谷、それも小田急線の高架上ホームから一気に羽田経由で海外まで世界が広がるんだよね。


hatch トラックに関してはSoundCloudで公開してたバージョンとは別モノですね。新たにサンプリングネタを入れたりドラムやエレピの音色もガラッと変えてます。それに伴ってミックスもやり直しました。


3syk エレピ素敵よね。


ー 結果、クオリティの高い作品に仕上がりましたね!


3syk 仕上がりましたね。曲としてはヒップホップやニューソウル風味のクラブ寄りのポップスなんでしょうけど、hatchのトラックが極上ですし、僕とPGの掛け合いもメロディにしろ言葉にしろ、かなりクオリティ高い作品になったと思います。


PG 3sykが東京の情景の中の喜怒哀楽をテーマにしていたのを受けて、羽田から外国に飛び出すような、甘美なる逃避感をテーマに書いたんだよね。めでたしめでたし、ということで(笑)。


ー そんな1st Single「規則性」がいよいよ配信されますが、最後にリスナーの皆さんにメッセージをお願いします


PG 昔を懐かしむことはいつでも出来る。だけども昔に話していた事を、(例え少しばかり時間が経っても)実現させられる人は割に少ない。時の流れは年々早くなり、その気になった人生はあまりに短い。音楽に流されて、考え過ぎずに手を繋ごう。きっとうまくいくさ。


3syk 僕らの事を昔から知っている人も、初めて聴く人も、Mellow Monk Connectionというフォーマットは少し懐かしく、そしてちょっと新しく感じられる面白いタイプの音楽だと思います。皆さんの毎日の生活の中で、ふとした時にこの曲を、少しだけリラックスしながら聴いて貰えたらとても嬉しいです。


hatch 今の時代を象徴するような新しいサウンドでは決してないけど、何らかのきっかけで僕らの音楽に出会ったあなたのストーリーを彩るBGMのひとつになってくれたらな、と思います。


 

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