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キャラメルパンチ / 11th Single「太陽」


「太陽」

​​

​フォーマット:デジタル

発売日:2019.03.07

品番:HOOK-0021


 

都会で送る小さな日々を切り取ったラブソング。

優しく力強い“パワーバラード”。

今作「太陽」はキャラメルパンチには珍しいラブソング。単調さの中に美しさも光るメロディーラインにフィクションの様な世界観を思わせる楽曲だが、石井ユウジが紡ぐ言葉の節々にリアルな “今を生きる故に抱く葛藤や希望” を強烈に感じることができる。思い切り掻き鳴らすディストーションからベロシティの低いクリーントーン、またメロディーとユニゾンし、時に「これでもか」と主張するベースとドラム。 “か細さ” を一切感じさせないスリーピースから放たれる壮大感には胸を打ち鳴らされる。一見ただのラブソングをロックへ昇華する彼らの拘りと執念がこの曲の輪郭を力強く縁取っている。まさに優しくも力強い “パワーバラード” 。

カップリングには「燃えるゴミ」。バカげたタイトルに似つかわず真剣に現代を風刺する楽曲となっている。キャラメルパンチらしいアップテンポのエイトビートが熱く心地良い。シンプルさの中にもコードに対するテンション感や奇をてらう拍子が組み込まれ、彼らの “自由に音楽を追求する姿勢” の際限無さが垣間見れる。

両極端な今作だが、つまるところ共通するのは “熱さ" 。時代を経ても変わらず熱く、更には表現のレンジを広げ続けるキャラメルパンチの進化をこれからも見続けて行きたいと思える2曲となっている。


 



 

石井ユウジ「この曲ができたのは実は相当前で、もう原曲ができてからは3年くらいは経ちました。キャラメルパンチの暗黙のルールとして”ラブソングは禁止”みたいなものがあったので初めはソロの弾き語りで披露した曲でした。唄ってみたらいい曲だしその時の評価も良かったので、これはバンドでやるっきゃない!今ならもうラブソングでもオッケーでしょ!!って思いスタジオでタンクボールとシュウゴに聴かせましたね。ふたりもこの曲をすぐに気に入ってくれた感じはしました。だけどそこからの道のりが本当に長かった! 僕のイメージするドラムパターンとシュウゴのイメージするものが全然合わなくて意見を交わすのにすごい白熱したのを覚えてます。僕は本当に頑固なので自分の作品は自分が納得するまで世に出したくないし諦めたくなくて、結局それからは先に「リバーシブル」や「Ape」とか他の楽曲に取り組んで1年くらいはお蔵入りになりました。


一度ライブハウス限定のデモ音源として下北沢のライブの時に無料配布しましたがそれもすでに遠い昔です。 それでなんかやっぱり自分の中では「太陽」を世に出さないのはどうしても解せない!って思って、ほとぼりが冷めた頃にみんなでまたアレンジに取り掛かったんです。中野のスタジオだったかな?ギター、ベース、ドラム、歌を録音しながら、ああでもないこうでもないを繰り返して今の形になりました。過去には「sheep」のアレンジでも揉めに揉めましたが今回はそれを超えましたね(笑)。 だからこそ今は自信を持ってバンドで鳴らせるものに仕上がりました。

楽曲の内容に関しては特に言いません(笑)。大切なことを今回も形にしたのみです。”キャラメルパンチのミディアムテンポの曲あるある”です。時代の流れも早く情報量もスピードもどんどん増してる中でこの曲が埋もれていくことはあると思いますが、きっと色褪せることは無いと思っています。人の営みにおいてとても身近で普遍的なことをこの曲には落とし込めたので。

この曲がまた、聴く人の胸を熱くして大切な気持ちを繋ぐもののひとつになればいいなって心から思っています。そしてこの楽曲がまた新たに様々な景色を見させてくれることを今は楽しみにしています。どうか聴いて下さい。」

タンクボール「ユウジさんがコメントしてる通り「太陽」はアレンジにだいぶ時間かけてようやくお届けできた曲です(笑)。なので思い入れもひとしおです。ラブソングお断りを宣言していたのは何を隠そう若かりし頃の僕であります(笑)。男がロックバンドで恋愛なんて生温いこと歌ってられるかと思ってたのですが、年月も経て愛の奥深さを知り、今ではやりたいとさえ思うようになるものなので人間わからないものですね。「何でラブソングやらないの?」ってたくさん言われてきましたがこの場をお借りして謝罪させて頂きたいと思います。僕のせいです。本当に申し訳ございませんでした(笑)。まあこの曲に関してはラブソングという括りだけでなくその人なりの色々な解釈で聴いてもらえたらと思います。


「燃えるゴミ」に関してはまずタイトルで笑いました。アレンジしていく過程のスタジオでも、「何曜日?何曜日?」とか言いつつ笑いながらやっていた気がします。一見ふざけてるようですけど、実は・・・みたいなこの曲の世界観も色んな見方で楽しんでもらいたいですね。」

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