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DJたまごやき & Shuhari / シングル リリース インタビュー!

更新日:8月11日

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共に21歳、東京在住のマルチクリエイター「DJたまごやき」とヒップホップアーティスト「Shuhari」による新曲コラボ『BLT』がリリースされた。人生の困難にも負けずポジティブに向き合うことの大切さを考えさせられる『BLT』。二人の出会いから『BLT』が完成するまでの道のりをお互いにリスペクトを示しつつ、語ってもらいました。ちょいと脱線しつつも居心地の良いインタビューとなっています。是非どうぞ!



interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

2025.08.06






ー 自己紹介からお願いします。



DJたまごやき はい。DJたまごやき(以下:たまごやき)です。21歳、東京生まれのラッパーですね。他にもマルチクリエイターとして映像を作っていたりとか、写真を撮ったりしています。音楽の専門学校を卒業して、今年から精力的にソロ活動の方を進めています。今回新曲の「BLT (feat. Shuhari)」(以下:BLT)をリリースしたというところで、今回は楽曲についてお話できればと思います!



Shuhari はい。Shuhariといいます。年齢はたまごやきと同じ今年で22歳です。で、僕もヒップホップアーティストとして日々 ビートメイクとラップと両方とも兼ねてやってます。僕も去年、専門学校を卒業して今年から精力的にソロ活動の方をしています。現在、サブスクの方で 、たまごやきの曲と合わせて2曲ほど配信している状況です。今もEP制作に向けて頑張ってるので、もし完成しましたらよろしくお願いします。



ー お二人の出会いを教えて下さい。



Shuhari 学校の案件だったと思うんですよね、最初は。



DJたまごやき 案件だっけ?



Shuhari あれ違う?(笑)



DJたまごやき あー!案件か(笑)



Shuhari 多分それじゃなかったかな。



DJたまごやき 学校で取り扱っている企業からの案件で、同じ授業を取っていたっていうのもあって、そこでチームメンバーって言うんですかね。招集されて、そこで初対面 っていう形ですかね。



ー 何を制作したんですか?



DJたまごやき 楽曲ですね。音源とメロディーに、その案件のテーマが「AIを使って歌詞を生成する」というプロジェクトで、歌詞はAIで生成して、当てはめていくっていう形で作ってました。



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ー BLTの客演をShuhariに依頼した理由を教えて下さい。



DJたまごやき 今回の楽曲のテーマがコンプレックスとか、なかなか社会に馴染めないとか、そういう不安定な部分っていうのをテーマにしていて。だけど、その不安定なりの主張とか見ている景色っていうのを今回、楽曲にしたいなと思ったんです。やっぱり僕が関わってきた中でそういう思いをShuhariからやっぱり強く感じるというか、なかなかこの自分のコンプレックスをどうしていこうかって僕自身ずっと悩んでるんですけど。そういうところで似たような匂いを感じたので、そこをテーマにするのであればShuhariが一番いいかなと思って声をかけましたね。



ー オファーを受けてShuhariはどう思いましたか?



Shuhari 率直に嬉しかったですね。普通に人としても凄い尊敬とかしてますけど、 アーティストとしても、僕はたまごやきのことは尊敬してて。たまごやきの作品で好きな曲があって「追伸 (feat. JOUYA)」っていう曲があるんですけど、それをインスタのストーリーにメンションして上げたら声かけてくれて「今回一緒に曲やろうよ」ってなってみたいな感じで、最初すごく嬉しかったですね。



DJたまごやき 僕は完全にビートから作るんですけど、そこからどういうニュアンスのリリックを書いていくかっていうのをいつも決めていくんですね。最初は夏っぽい曲にしたかったっていうのもあって、なんか呑気な曲にしようかなって思ってたんですけど、曲を作ってる時期が自分にとって将来についての不安もあったり、どうやっていこうかって悩んでる時期でもあったので、自分のスタイルとかどういう毛色でやっていこうかって悩んでいるところ、やっぱりコンプレックスっていう部分をどう作品に対して昇華をしていくかというところを「じゃあそれをテーマにしよう!」と、その時思って。その段階で声をかけるんだったらShuhariかなっていうところですかね。



ー タイトルはどのように決めましたか?



DJたまごやき 僕はAメロからリリックを書くんですが、その際もうBLTっていう歌詞から始まるラップパートが出来ていたので、これはBLTがいいんじゃないかと。で、書き始めた最初は ベーコン・レタス・トマトっていうところの使い方だったんです。そのままの意味のBLTから始まったんですけど。自分が言葉遊びとかがすごい好きなので、BLTを他の意味にも置き換えられないかなっていうところがありました。 BLTっていうところでなんかポジティブなワードを探してた時にふっとこう「Better Life Than」、BLTじゃん!っと思って。今回のBLTっていう曲はいわゆるベーコン・レタス・トマトじゃなくてその「Better Life Than」(より良い人生を)っていう方の意味合いで使ったら面白いんじゃないかなっていうところで、この「BLT」というタイトルになりました。



ー 面白いリリックですね。



DJたまごやき ビートができてから、どういうテーマでリリックを書くかっていう話は結構すり合わせをしましたね。何回か。



Shuhari 僕は生きるのが下手な方でして、もう凄い下手なんですよ、生きるのが。コミュニケーションを取るにしても、もう凄い色んなこと考えちゃったりして、気にしちゃったり。頭の中でどうやったら相手にうまく伝わるかなとか、傷つけないかなとかも全部全部考えちゃって生きづらいけど、まあでも、どうせ生きてるんだったら「Better Life Than」より良い人生をっていう感じで、結構前向きな気持ちで書きましたね。



ー 優しすぎちゃうんでしょうね。



Shuhari なんかでもそれは結構、高校の時とかからも言われたりはしましたね。気を使い過ぎなんじゃないかとか親にも結構言われるんですけど、でもずっとこれで生きてきたからどうなんだろう?本当にそうなのかな?って自分ではちょっとわかんないんですけど。



ー だからこそ出来る表現があると思いますよ 。



Shuhari そうですね。ありがとうございます!





ー ミュージックビデオについて教えて下さい。



DJたまごやき そうですね。ミュージックビデオは、結構自分で作ってる節が元々あって、それはファーストシングルの「Nokoriga」のミュージックビデオも、僕主導で友達に手伝ってもらうという形でやってたんです。今回は僕が参加している"RANOC"というクリエイティブ集団があって、そこと連携を取りながら作っていった形ですね。「Nokoriga」のミュージックビデオと同じように、僕の中でなんとなくのイメージっていうのがあるんですけど、まあ叩き台ですね。そのイメージを撮っていきながら「ここにはこのカットがいいんじゃないかな」とか「こういうカット撮りたい」っていう風にどんどん肉付けをしていって、最後に編集とかカット割りっていうところに当てはめていったりとか、そういった形で一緒に”RANOC”というチームで制作をしていったという流れですね。



ー 編集は誰がしましたか?



DJたまごやき この編集は僕です。



ー RANOCの役割は?



DJたまごやき "RANOC"という集団は、もちろん音楽も作っているんですが、MV・ジャケ写・プロモーションに関しても全て自分達で考えて進めている集団です。事務所のような傘下という形ではなく、アーティスト同士の重なる部分が"RANOC"なので、自分を制限せずに活動ができるんですよね。今回もBLTのMV撮影やプロモーションなどにも"RANOC"のチームで携わっています。



ー Shuhariはミュージックビデオは初めてですか?



Shuhari 結構、少ないんですけど自分でもMVとか制作したりしてます。



ー "RANOC"と制作してみてどうでした?



Shuhari 喋ってて凄いやりやすかったですね。僕には出来ないようなことを色々されていて、BLTのジャケ写も確か"RANOC"の人がやってくれてるらしくて、あれとかも凄いおしゃれで、たまごやきの歌詞ともマッチしてるし、本当に凄いなと思いましたね。



Shuhari
Shuhari


ー じゃあここで変わった質問します。お互いの好きなとこ3個言って下さい。



Shuhari 俺ひげ好きだよ。ひげ。



DJたまごやき 嬉しい(笑)。この調子で3つ頂けると(笑)



Shuhari 言葉選びとか凄い好きですね。なんか今回ので言うと「この机の下のペットボトル高層群」とか。僕も立ってるんですよ。ベッドの下とかに。これはちょっと思いつかないな〜っていうような事をバン!ってやってきたりするので、そういうところが、もう好きですね。


DJたまごやき 嬉しいです。僕からShuhariには、まず1個はまあ人柄ですよね。やっぱりそうなんですよ。優しいんですよ。僕も似たような境遇で高校の時とかはイエスマンというか、基本何か断ることをしないんですよね。やっぱり周りの目が怖いっていうのもあるんですけど、やっぱり人と関わっていく中で、いい人止まりになりがちっていうところもあったり、似たような毛色は感じるんですけど、僕の場合、結構ひねくれてるんですよ。だいぶかな。なんかうがった見方しなくていいのにって自分でも思うんですけど、Shuhariはあんまりそういったところを感じないんですよね。だから本当に純粋に優しいんだろうなっていうのは凄く感じます。



Shuhari 照れるな(笑)



DJたまごやき もう一つ何だろうな。やっぱりリリックのインパクトみたいな部分が強いというか、やっぱり「うわ!すげーパンチライン!」みたいなのが多いんですよね。今回のBLTのリリックも結構、ポジティブに書いてるとは言いますけど結構パンチがあると思うんですよね。全体的にネガティブなものを持ちつつも、最終的にポジティブな方向に持っていく流れっていうのが凄い強い。 なんかそういったラインの作り方だったりフローの乗せ方も然りですね。そういうところ尊敬できるなと。好きな部分ですね。



Shuhari あと1個なんだっけ。なんて言おうとしたんだっけ。さっきまでね、あったんだけどね、褒められてね、嬉しすぎて忘れちゃった(笑)



DJたまごやき 俺から言おうか(笑)。そうだなShuhariの好きなところとは言ったもののよね(笑)。似てるからな〜。やっぱり居心地の良さかな。



Shuhari 変に気は使わないかな。



DJたまごやき 使わないね。



Shuhari ラフに行けるから。



DJたまごやき そのままで居れるっていう感じはする。



Shuhari 3つ目、それか、やっぱ(笑)



DJたまごやき お互い(笑)



Shuhari ちょっと思い出せないから、俺もそれにしよう(笑)



DJたまごやき お互い似たような波長があるなっていうのはすごく感じますね。



DJたまごやき
DJたまごやき


ー 今後の活動方針を教えて下さい。


DJたまごやき 自分のスタイルを今後も確立していきたいというところが1個目標にあります。僕の役割って自己主張っていうところ以外にも色んな人と関わっていって、色んな形の音楽を作っていって。フューチャリングですよね。フューチャリングをした相手のリスナー層にも僕の音楽が届くような、そういった活動をしていきたいなっていうのは凄く思ってます。そのためにフューチャリングを増やしてまた新しい作品作りをしていきたいなっていうのは今のところ予定としてはありますね。



Shuhari 僕はですね、ちょっとここに「to do リスト」があって色々書いてあるんですけど、とりあえず今8月に曲を2つ出そうと考えていて、まずはそこから取り組めていけたらなと思っています。ずっと頭の中で構想を練ってるEPがあって、まだ制作途中なんですけど、それは冬くらいにリリース出来たらなと考えてます!



ー では最後にリスナーへメッセージをお願いします。



Shuhari なんか僕みたいな考えをしてる人って少なくはないとは思うんですよ。本当に自分のこういうところが、嫌いすぎたり、今までの人生も、そんな良い事なかったなって思う人もいるかもしれないんですけど、まあ生きてるんで。どうせね、そんな暗い気持ちで生きるよりもね、「楽しい気持ちで生きていこうよ」みたいな感じでね、「Better Life Than」より良い人生をということで、良いこと考えて良いこと見つけて生きていきましょう。いっぱい良いことあるんで。ちなみに僕は曲バイト中に包丁で指を切ってしまって(笑)、ちょっと良くなかった日かもしれないけど、、まぁ、明日があるんで大丈夫です!明日はいい日にします!



DJたまごやき そうですね。やっぱり自分と似たような境遇の人たちに向けて歌った曲なので。生きるのが下手っていうのは僕もすごい感じてたし、そんなに普段やっぱり幸せって思う回数は少ないんですよ。ただその中で、より良い人生を「Better Life Than」っていうところで幸せを何か追求していかないと人間って廃れていく一方だなって思うので、やっぱり何か辛いことがあったり、苦しいことがあったり、時にはやっぱり死にたいことって凄いあっても、その中でも如何に人生を楽しくできるのか。その自分自身、他の環境っていう要因 もあるとは思うんですか、やっぱりそこを自分で変えるきっかけとか、その後押しとかになればいいなと強く思います。あとは、もう夏ですから(笑)。 BLTのは暑い中頭を振りたくなる曲でもあると思うので、もうどんどん夏に聴いてください。消費してください。お願いします!





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DJたまごやき


2004年生まれ、東京を拠点に活動するマルチクリエイター。楽曲制作から映像撮影まで自身で行う。他アーティストへのプロデュースや楽曲提供を重ね、2025年よりソロ活動にも注力し始める。

 

【コンセプト】

日々の生活から音楽は生まれる

ふとした時に風情が生まれる

人間味が溢れる音を紡ぐアーティスト

ラッパー・作曲家・写真家・プロデューサー

様々な顔を持つ多才なクリエイター







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Shuhari


Shuhari-シュハリは、東京を拠点に活動するalternative/HIPHOPアーティスト。2003年生まれ。高校時代にHIPHOPと出会い、18歳で上京後、本格的にビートメイクとラップを始める。Kanye Westから強い影響を受け、音楽だけでなく自己表現全体において“枠にとらわれない美学”を大切にしている。ジャンルや型にはまらず、「その瞬間に表現したいこと」を自由な形で楽曲へと落とし込む姿勢は、彼の音楽の最大の特徴である。学生時代に同じ学科の仲間と制作した楽曲「Don’t stop (feat. Cau & RTS)」は、各種サブスクリプションサービスで配信され、Shuhari-シュハリの初期代表作として知られる。また、在学中には自身で音楽イベントを3回企画・実行。合計で100人以上を動員するなど、企画力と行動力にも注目が集まった。現在は初のEP制作に向け、さらなる進化を遂げるべく楽曲制作を続けている。


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