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Yo-C & Ebi-chan / 牙突 レコ発 インタビュー


ファーストアルバム『New Beginning』をCD全国発売したハードコアバンド “牙突”がレコ発となる自主企画『群狼 Vol.1』を大盛況で終えた。興奮冷めやらぬ中、バンドの肝となるリズム隊の Yo-C(Dr.) と Ebi-chan(Bass) に今の気持ちを伺いました!


interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

2023.12.20



 


ー 初の牙突企画『群狼 Vol.1』が大盛況で終わりました。今の気持ちを教えて下さい。


Yo-C 何とか一区切りつけられて安心していますって言うのが今の気持ちです。今年の2月に、まだ何も決まってない状況でとりあえずライブハウスのスケジュールだけ押さえました。そこから、レコーディングを含めて色々と準備をしてきたので準備期間の長さが凝縮されて、しっかり『群狼 Vol.1』に反映されていたかなって言う不安も多少ありますけど(笑)。ただ、11月4日の盛り上がりを見たら『群狼 Vol.1』をやって良かったなと思うと同時に、各所に助けてもらいながら開催出来た事に感謝しかありません。


Ebi-chan そうですね~、何と言っても出演してくれたバンドが全部めちゃくちゃカッコよくて、イベントを盛り上げてくれたことに感謝ですね。オレらもすごく気持ちよかったし、来てくれた皆も楽しんでくれたみたいなので、とりあえず次に繋がる『群狼 Vol.1』だったかなぁと思います。


ー 確かに出演バンドが全部カッコ良かったですね!


Ebi-chan もちろん、カッコいいのはわかってるからオファーしたんですけど、なんか思ってる以上にカッコ良かったですね。牙突初企画だからより気合い入れてくれたのでしょうか。


Yo-C 牙突が選んだ猛者達ですから(笑)。牙突の目に狂いはなかったって事で(笑)。どのバンドもメインを張れる一線級で、そのバンド達が牙突の企画参加に快諾してくれて、レコ発に大輪の花を添えてくれました。そんなバンド達と出会えた事が本当に嬉しく思います。


Ebi-chan 牙突、愛されてますねぇ。


ー 結成時はリズム隊だけで何年もスタジオに篭っていたというエピソードが有ります。それを考えると感慨深いですよね。


Yo-C 現メンバーで活動し始めて4〜5年くらいですが、それよりも2人でスタジオ入ってた期間の方が全然長いですからね…。それが、フルアルバム出せてレコ発企画まで出来るようになったんですから、やっぱり感慨深いですよね。


Ebi-chan 前のバンドが解散してから牙突をやろうってなったときにはすぐにメンバー見つかると思ってたんですよね。そこそこバンド仲間も出来たし、ボーカリスト、ギタリストっていっぱいいますしね。確かにいっぱいいて、20〜30人とスタジオ入ったりしましたが、魅力的な人は少なかったですね。


ー すごい人数ですね。


Ebi-chan なかなかメンバーが決まらないなかでもほぼ毎週スタジオ入って、新曲もぼちぼち出来てきて、「いつでも行けます!」って感じで肩ぐるんぐるん回してました。あの頃は、歯がゆさだったり焦りだったりもありましたが、今思えば楽しかったですね。その期間でリズム隊まとまったと思いますし、そこからレコ発企画まで繋がったって思うと、続けて良かったなぁと思います


Yo-C ここまで長い年月を費やしましたが、やり続けてて本当に良かったなと思います。





ー リズム帯でのスタジオワークの日々にTsuneが現れたわけですよね。初対面の時はどういう印象でしたか?


Ebi-chan 「若いイケメン来たっ!」って思いましたね。やっぱりボーカルってバンドの『顔』なんで、イケメンに越したことはないですからね。バックおじさんで若イケメンボーカル、面白い!って思いました。


Yo-C Tsuneと出会うまでにも、何人ものボーカリストとセッションしたけど残念ながら一緒にやっていきたいと思えるボーカリストに出会えませんでした。Tsuneもそんな中の一人なのかなって、少しネガティブな気持ちで会ったのが正直なところです。


Ebi-chan 年齢差もかなりありますし続けてくれるか不安もありましたね。


Yo-C 実際スタジオで会ってセッションしてみたら、それまでに出会ったボーカリストと違って『あ、こいつだな!』ってビビっときました。声や歌い方、キャラクターはもちろん何よりイケメンですしね(笑)。色々な意味で『ヤベー奴が来たな!』って印象でしたね。


ー おじさん二人の中に入ってくるんだから大したものですよね。


Ebi-chan 前任のギターもいたからおじさん三人ですね。そのギターがSNSでTsuneを見つけてきてくれたんですよ。まあ、ホントによくも悪くも『ヤベー奴』ですね。


ー そこからは順調でしたか?


Yo-C いや〜、Tsune加入後も決して順調ではなかったですね。やっとメンバーが揃い、スタジオもコンスタントに入っていてライブを数回やれるところまできて『これで波に乗れるかな』って時に前任のギターが急に脱退しちゃいまして…。それでしばらくは、Tsune、Ebi-chanと3人でまたスタジオに篭る時期が続きました。


ー なるほど。キツイですね。


Yo-C ちょうどその時期、俺がFATIMA(Wachaがギターを担当するミクスチャーバンド)のサポートをやっていたのでWachaに事情を話し『誰かギターいませんか』って聞いたところ『俺じゃダメですか?』と言ってくれました。WachaもFATIMAとは違う音楽性のバンドをもう一つやりたいと思っていたらしく、一度スタジオに招く事になりました。FATIMAもバリバリ活動している時期でスケジュール的にも大丈夫かなと正直驚いたんですけど、その申し入れがめちゃくちゃ嬉しかったですね。そのスタジオでお互いのフィーリングが合い、Wachaの加入が決定し現在のラインナップになります。そこから牙突の快進撃が始まっていくわけです。


ー 今までの鬱憤を晴らす感じですね。


Ebi-chan もちろん鬱憤を晴らす感じで結構精力的に活動してましたが、今度はコロナに邪魔されましたね。かなりライブも制限されましたが、新曲作ったりレコーディングしたりそれなりに実りある活動は出来たと思います。


Yo-C 鬱憤を晴らすつもりで今でも活動していますが、まだ晴れてませんね(笑)。もっと多くの人に牙突を知ってもらいたいし、多くのカッコいいバンドとも知り合いたいし。ミニアルバム2枚とフルアルバムを1枚出してレコ発出来るところまでは来れましたけど、牙突としてやりたい事はまだまだあります。


ー 具体的に教えて下さい。


Yo-C まずは『群狼 Vol.2』ですね。理想は、毎回出演してくれるバンドが違う面子で定期的に開催したいです。その為に今以上に精力的に活動して、今以上に横の繋がりを作りたいですね。今はほとんど関東圏でしか活動出来ていないので、もっと活動範囲も広げたいですしね。あと、ワンマンもやってみたいですよね。

現時点では、実力も集客も乏しい牙突には厳しいかもしれませんが…。それと、セカンドアルバムを含めどんな形であれ今後もコンスタントに音源や映像を発表出来ればなと。


Ebi-chan 個人的には野外ライブもやってみたいですね。ただ、暑いのも寒いのも苦手なんですよねぇ…。春とか秋とかに出来ればいいですね。とりあえず目の前のライブを一つ一つ大切に、全力で楽しんで『群狼 vol.2』に繋げていきたいですね。





ー ファーストアルバムCD発売後に3曲のシングルを配信しました。その3曲を選んだ理由を教えて下さい。


Yo-C 今回MV1曲とリリックビデオ2曲を先行して配信したんですが、元々『Justice Ego』でMVを撮りたいって言うのが先に決まっていたんです。色々な要素が一曲の中に詰まってて、尚且つ牙突らしくて、MVにした時のビジョンも想像しやすかったんです。でもMVの1曲だけだとパンチが無いねって事で、もう2曲はリリックビデオで出そうということになりました。『Keep My Stride』は今回のアルバムのリードトラックなんですけど、この曲の歌詞のフレーズからアルバムタイトルを付けたので、やっぱり外せないかなと。『冷血』は他の2曲とはまたちょっと感じが違う曲で、勢いだけではなくミドルテンポの横ノリな曲も面白いという事で決まりました。


ー 『Justice Ego』のMV撮影はどうでしたか?


Yo-C 牙突としても個人的にもMV撮影は初めてだったので、色々と所作がわからないまま撮影に入った感じですね。でも実際やってみると、結構トントン拍子で撮影は進みましたね。ま、ペイン君(pei ishioka:牙突のマネージャーでMV含む全てのアートワークを担当している)の撮影と段取りのお陰ですけどね(笑)。パートごとの撮影の時は、ライブともスタジオ練習とも違う何とも言えないプレッシャーと照れ臭さがありましたね。でも最終的にはペイン君がカッコよく仕上げてくれました。Wachaは気合い入り過ぎて飛び跳ねた時にギターのワイヤレスをすっ飛ばして壊しちゃってましたけどね(汗)。





ファーストアルバムの評判はどうですか?


Yo-C 反響はまずまずですね。牙突らしいと言ってくれる人もいれば、いい意味で今までの牙突とちょっと違うと言ってくれる人もいます。今までの牙突らしさを残しつつ、少しだけ新しいチャレンジをした仕上がりを目指したので、まさに思惑通りです(笑)。


ー 前2作の流れから言うと楽曲のみならずサウンドプロダクションもギアが上がったなと感じました。


Yo-C そうなんですよ。今回はミックスにめちゃくちゃ時間かけました。前2作の課題点や修正点を反映させるために、とにかく時間をかけて音作りしました。あ、前2作は時間をかけてないってコトじゃないですよ(笑)。


ー はい(笑)


今回は3回目のレコーディングになるので牙突としても音作りに慣れたと言うか、3回とも同じスタジオでレコーディングしてるのでエンジニアも牙突の『音』に慣れてもらえたんじゃないですかね(笑)。最終的に納得行く音が出来ましたが、やっぱりそこに行き着くには簡単ではなかったですね(汗)。


Ebi-chan 今回のレコーディングに関しては、家の事や仕事の都合もあってスケジュール調整が上手く行かず、耳の状態もあまりよくなかったので他のメンバーにお任せする形になりました。すごく繊細で大変な作業をやってもらって申し訳ない気持ちもありますが、結果完成度の高い作品に仕上げてくれて感謝の気持ちでいっぱいですね。ちなみに、最近耳鼻科に行きまして、耳の状態はかなり良くなってると思います。


ー リズム隊として拘った点はありますか?


Yo-C ドラムの音質については少々拘りましたが、リズム隊として拘った部分は特に無いですね。牙突としていいアルバムを作りたいと、それに尽きますね。


ー 牙突の目指す音楽とはどんな音楽ですか?


Ebi-chan メンバーそれぞれに想いはあると思いますが、オレ個人的に目指すところは、男っ、いや『漢!!』的な音楽ですかね。骨太、無骨、ゴリゴリみたいな。「シンプルでカッコいい曲」ということを常に考えながら色々チャレンジしていきたいですね。


ー 「魁!!男塾」的な感じですかね!


Ebi-chan そんな感じです!まあ、「魁!!男塾」読んでないんですけどね…。「魁!!男塾」と「ジョジョの奇妙な冒険」はいつか読もうと思ってます!





ー 最後に今後の予定をどうぞ。


Yo-C 年明け1/8に立川バベルで新年一発目のライブがあり、1/28に越谷イージーゴーイングスで、ライブハウスとの共同企画でレコ発ライブ『FANG』があります。この1/28のレコ発以降にファーストアルバムの配信を考えていますので、待っていてくれる方がいるのであれば、もう少々お待ち下さい(笑)。


Ebi-chan そうですね、今後の予定はYo-Cが言った通りです。あと、遠征もあるかもって感じですかね。


Yo-C 2月以降も月一くらいでライブの予定がポツポツ決まってきてますので、また来年も精力的に活動していきたいですね。『群狼 Vol.2』も開催したいですね。11/4のレコ発企画『群狼』も『Vol.1』って付けちゃっているので、『vol.2』もやらないとですよね(笑)。現時点ではまだ何も考えてはいないですが、企画に出たいと思ってくれるバンドさんや、行きたいと思ってくれるお客さんが少しづつでも増えてくれるような活動をしていかなきゃなって思いますよね。あと、もしかしたらですが何かしらの音源を出すかもしれません。これも全然何も決まってないんですが、漠然とメンバー間で冗談半分で話をしている程度ですので(笑)。


Ebi-chan 今回も本当に頑張ってくれたうちのマネージャーのペインもそうですし、色々バックアップしてくれてる齋藤さん(Hooky Recordsのスタッフ)や支えてくれる人達の為にも、何より自分たちの為にも、一つ一つ目の前のことを全力で取り組んでいきたいですね。なんか真面目過ぎますかね?オレもYo-Cも根が真面目なもので…。とにかく、これからも出来る限り頑張っていきます!



 


牙突

Tsune(Vo.)、Wacha(Gt.)、Ebi-chan(Ba.)、Yo-C(Dr.)の現体制は2019年に結集。以後、2020年に1st EP『HOPE』、2022年に2nd EP『無常』とコンスタントにリリースし、牙突-GATOTSU- HxCの躍進は止まらない。

METAL、HARDCORE、MIXTURE、HEAVYROCKをバックボーンに持ち、激しさの中に独自のエッセンスを融合させる"牙突サウンド"は、ヘヴィミュージック好きの間で旋風を巻き起こしている。轟音のバンドサウンドとジャンルレスな音楽性を武器に、東京・千葉・埼玉のライブシーンを中心に活動中。

混沌としたシーンの新しい幕開けは、牙突が先陣を切る。


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