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寄稿企画 / FATIMAの「抜刀」をズバッと切る!


時が経つのは早いものでFATIMAの1st Album「抜刀」リリースから本日で早一年。"Indy500"や"Wrestle Mania"などシングルカットした楽曲は世界100カ国以上で大好評。今回はリリース1周年を記念して音楽関係者からコメントを頂いた寄稿企画「FATIMAの「抜刀」をズバッと切る!」を公開しました。是非、ご覧下さい!


text by 齋藤泰人(Hooky Records)

2022.03.17


 


kino(stegmayers,eight hundred lie)


2021年3月17日、未だ世界がエンタメ閉塞感全開のタイミングでアルバムをリリースしたFATIMA。全9曲入りのアルバムのタイトルは「抜刀」。まさに今現在の閉塞感を真っ二つに斬る、強力な一撃だった。

先行配信していた一曲「抜刀」に繋げる和とエレクトロのインスト「水端」から始まる9曲の斬撃はLIVEで観たFATIMAの「超重低音」、ヘドバン必須の「グルーヴ」、フロント2人のウネる様な「Rap」がをそのまま真空パックしてあった。

全てがFATIMAで、全てが違う角度からの攻撃。

防ぎきれるワケがない。このタイミングでコレだけの音楽を解き放ってくれた。

今までの経験上、アルバムを聴いてライブがイメージできる、曲を聴いて画が脳裏に浮かぶバンドにハズレはない。

それをヤッてのけたFATIMAに敬意を表する。


あと、是非このアルバムはアタマからケツまで「爆音」で聴く事をオススメする。

家でステレオでも、車でカーステでも

スマホでイヤホンでもいい。


爆音で聴いた時に、1番旨味がわかる。

断言する。



清水 豊(Spinart)


FATIMAの「抜刀」をズバッと切る!…って、こんな強面のみなさんが「抜刀」して立ってたら、そりゃ普通に避けて通りますがな…と小さく突っ込みつつ、こういうのは自分みたいな人間じゃなくて、めちゃコアなファンとか、有名評論家みたいな人が書いた方が絶対いいって…等ともぶつぶつ言ったりしながら、しかし私たちが運営するサイト「Spinart(スピナート)」のランキングで、1位、2位×2回、4位、5位、6位×2回…と、常に上位を占めるFATIMAさんの最新作について私なんかが関われるなんて、なんという光栄と思いつつキーボードをポチポチ…失礼しました。前置きが長くなりました。

それにしてもいきなり尺八すか。

で、和風かつ時代劇に使われそうなイントロダクションからいきなり爆音が。

いやぁ相変わらずギターの音がいいなぁとは最初に率直に思ったこと。

これだけハイゲインな歪みズンズンなのにエラくキレイに分離している音像にも改めて感心してみたり。

それにしても、ラップとヘヴィ・サウンドの相性ってこんなにいいんだなぁと気づかせてもらったのがFATIMAさんの作品だったなぁと思い出します。

ラップのVo.パートって、ワードのリズムとサウンドのリズムやメロディーとのリンクによって伝えるメッセージをより際立たせる存在だと思うんですが、実はヘヴィ・サウンドのリフもちょっと似たようなところがあって、それ自体が楽曲の顔になるくらいの強いメッセージを持っていたりするんですよねぇ。

逆にともすれば弱点になりがちなのがやはりVo.パートがメロディーを持たないということになると思うんですが、FATIMAさんはそれをギターを軸とするバッキングパートがとてつもなく多彩で数多くのメロディーを奏でることでまったく感じさせないし、各曲それぞれにしっかりとしたキャラクターが表現されてて本当にすごいなと思います。

でね、パクれるかなぁ〜なんて思ってやってみたけどカッコよくならなくて投げ出したお話は余談なのでまだ別の機会に。

ということで、最初から無理だと分かってはいましたが1mmも刃先を当てることができないまま、しかしそれでも、正直な気持ちとこれからも期待してることはお伝えできましたかねぇ。これからも本当に期待しております!…見た目が怖すぎるので直接お逢いするのはだいぶ気が引けますが;;;




さてさて盟友FATIMAがアルバムを出したということで、自分も発売早々にゲットしてヘビロテしておりました。ライブでの勢いを殺さず、ヘヴィネスとグルーヴをぎゅっと詰め込んだアルバム。


自分がこれまで触れてきた、90年代~2000年代ヘヴィミクスチャーのDNAを系譜にあるサウンド、そしてPNKくんとracciくんの、似てるようでそれぞれの個性のあるボーカルが入り乱れるスタイルがとっても大好物です。


そして「Bring the Noise!」と叫ぶ”Turn It Up”は完全にANTHRAXの”Bring the Noise”へのオマージュに違いない、と勝手に決めつけておりました。勝手に親近感。


ヘヴィミクスチャー初期から最近のNu-Metalまで幅広い層に訴えるサウンド、まだ体験したことない方には是非聴いて欲しいです!



Rioma(No.13)


まず初めに感じたことは、どこにも属さない新ジャンルな音楽だなと強く感じました。まさにHeavyでもあり、HIPHOPでもある。

まるで違う音楽がFATIMAさんが手掛けるとここまで融合性のあるジャンルになるんだと感動しました。また、どの曲を聴いても1つとして同じような曲がなく、まさにバラエティー豊富なアルバムだなと感じました!Heavy Mixture素直にかっこよかったです!!



ずっきー(ASHIGALL,No Beer No Life)


これぞ千葉が生んだミクスチャーの根源的サウンド!

2MCによる言葉巧みな渦巻くラップにラウドロックとの融合は癖になります。ザクザクで重いサウンドは日頃のストレスを一気に吹き飛ばしてくれます。

ギターのリフは耳コピしたくなるほどカッコいい!

重いサウンドに反してメンバーさんの人柄は暖かくいつもたいへんお世話になっております。

全9曲と贅沢なアルバムとなっていて聴き応えは十分。

FATIMAの曲は思わず縦ノリしてしまうほどカッコよく歌詞が身に染みてテンションが上がります。

是非爆音で聴いていただくことをオススメします!

リモートしながらでも電車の中でもドライブ中でもデート中にでもとにかく四六時中聞いて日頃の鬱憤を発散しましょう。



Yo-C(牙突)


全編を通して音が抜群に良い。

タイト且つ重低音の効いたバンドサウンドに、2MCのラップと同期が絶妙に絡み、良い意味でミクスチャーバンドの真骨頂だと思う。

プロレス好きがニヤッとしてしまうようなトラックや、一貫したバンドスタイルとアルバムの迫力に、ライブで見て感じたいと思わせるFATIMAの「抜刀」。



SUMIKO


イントロを聞いただけでテンションが上がる曲に出会えたアルバムです!

9曲目のIndy500が大好きで、目覚ましにしてるのですが、起きても消さずに身支度を整えながら、毎日テンション爆上がりで、今日も一日頑張ろうー!って気持ちになります。



 


「抜刀」


フォーマット:CD、デジタル

発売日:2021.03.17

価格:CD1800円(税別)

品番:HOOK-0055


 

千葉発轟音系 Heavy Mixture!

FATIMA 初のフルアルバム!これぞ王道!!


「Heavy好き」から「Rap好き」までジャンルにこだわらない音楽を多くの人に届けたい!FATIMA初のフルアルバムは "Heavy Mixture" の名の通り9曲とも全く異なる毛色の楽曲を収録!じっくりとご賞味あれ!!


 



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