ニューシングル「Now is THE TIME」をリリースしたばかりの空手コンドル。そのフロントマンを務めながらサブカルチャー「フルバウンス」を提唱、発信し続けるTO-Kaへインタビュー!
interview by 齋藤泰人(Hooky Records)
2019.01.24
「Now is THE TIME」の「THE TIME」が大文字が重要ポイント!
ー ではインタビューを始めます。よろしくお願いします。
TO-Ka TO-Ka(とうか)です。宜しくお願いします。空手コンドルというバンドやってます。しかし寒いね。冬は結構苦手っす。南国に行きたい。
ー 確かに冬より夏が似合いますね(笑)。
TO-Ka 寒いと動きが鈍くなるんだよね。動きがワンテンポ遅くなるというか、体や部屋が温まるまでの時間が勿体ないというか(笑)。
ー いつも忙しそうですよね。寝てないイメージ(笑)。ちゃんと休んでますか?
TO-Ka やらなきゃいけない事と、やると決めた事、これからやりたい事、これらを全て同時に進めようとすると時間が足りな過ぎてね。でも例えば仮に1日の睡眠時間を8時間としたら、それを毎日2時間に短縮する事が出来たら、使える時間が一日6時間分も増える。月にしたら丸1週間分、年にしたらなんと一年が15ヶ月に(笑)。
そんな事考えたら、「こりゃやべー!」ってワクワク興奮してさ、「こりゃ寝てる場合じゃねぇな!」って。単純でしょ(笑)。
で、1日24時間使えると勘違いして朝から翌朝までスケジュールパンパンに詰め込んじゃったら寝る時間が無くなっちゃった、みたいな(笑)。
まー、寝ないのが良い事では決して無いし、寝ないでフラフラになって頑張ったって生産性は下がるだけで意味無いから、色々と工夫はしてますけどね。最近、Ken-SEAが生命保険に沢山入れって凄ぇウルサイです(笑)。
ー さすがKen-SEA(笑)。
ー 久しぶりの新曲をリリースしますね?
TO-Ka 今回リリースする曲はライブでは以前からセット入れてる曲だったので、ちゃんと音源にしたいなってずっと思ってたんですけど、バンドや、それに関連して水面下でずっと準備を進めてきたいくつかの構想がいよいよ動き始めた2019年、平成から新時代に変わろうとしているこのタイミングが完全にビターっとイメージにハマってね。今がその時!そんな曲なので(笑)。
ー 「Now is THE TIME」ですもんね。
TO-Ka 「Now is THE TIME」の「THE TIME」が大文字なのがかなり重要ポイントなんです!
ー なるほどね。
TO-Ka この曲の原案というか、モチーフはhatchが持って来て、そこにウチのGroove番長(笑)のKen-SEAに曲の方向性というか、「ノリ」を吹き込んでもらって。で、そこから細かいアンサンブルをバンドで詰めていった感じですね。
歌詞に関しては、実は身の回りでかなり衝撃的な悲しい出来事が以前にありまして、その時の事をネタに書きました。何があったのかという具体的な内容は控えさせてもらいますが、「いつかやろう」なんて思ってるだけじゃダメだなって。現実はそう簡単なものでは無いけど、ほんのちょっとずつでもさ。全て限りがあるものだから。時間も命もね。
ー レコーディングはどのように?
TO-Ka レコーディングについては、各パートの音源をそれぞれメンバーからもらって、それをウチの制作チームの方で並べて組み立てて行くって感じですね。メンバーそれぞれの生活リズムが見事にバラバラなので、今回の音源が完成するまでのレコーディング行程で、メンバー全員が揃ったのって・・・弦楽器のベーシック録りの時に一度だけあったかな(笑)。あとは、もう制作チームを信用してお任せ!みたいな。ウチは今、メンバー&スタッフで完全に役割分担制にしたんですよ。例えば音源は制作部、イベント、Web、広告等は企画部、広報部とか。また、それらの各チームの指揮は俺が担当してます。一つ一つの項目をメンバー全員に確認取りながらやってたらホントに全然進まないのが大きな悩みだったので(笑)、みんなそれぞれ得意、不得意な分野もあるしね。バンドマンあるあるだと思うんですけど、例えば誰がスタジオの予約するとか、何で俺ばっかりやってんだとか。もうね、これは誰の担当とか全部決めちゃえば良いじゃんって。ウチの場合はそういう雑務的なものはO.K.Z.が自ら進んでやってくれてるので相当助かってますが(笑)。でも役割分担制にシフトしてから、バンドやイベントを運営するにあたり、様々なものが同時進行でどんどん進み始めて来たと最近感じます。で、制作チームの方としては、今回リリースする曲が初作品なんですよ。
ー 制作チームは誰ですか?
TO-Ka hatch、AKI、Ken-SEAです。
ー リリースのペースも上がりそうですね!
TO-Ka そうなれるように試行錯誤しながら頑張ってます(笑)。
フルバウンスは「もうムチャクチャやってやろうぜ!」という想い!
ー 今回、アパレルブランドを立ち上げるそうですね。
TO-Ka ブランド名は【FULLBOUNCE】(フルバウンス)といいます。コンセプトはちょっと大人のストリート。Bro.Hi(E.P.O / ex-SOUL'd OUT)、Jam(E.P.O / ex-Faith)、俺の3人で立ち上げ、今はもうちょい人も増えて皆でワイワイやってます。やっと生産が始まったばかりでまだまだこれからですが、カッコ良いヤツ沢山作っていくんで楽しみにしてて下さい!
ー どういった経緯でスタートしたのですか?
TO-Ka 元々、以前からアパレルの構想はずっとあって。で、Hiさんとは何か一緒にやりたいねってずっと話してて、「んじゃアパレルやろう!」って盛り上がり。で、Jamさんは「MAD ANGEL」というアパレルを既に自分で立ち上げたりしてる経緯もあったので、誘ったらもう速攻で乗ってきてくれて。
ー デザインは誰がやってるんですか?
TO-Ka 今のところはJamさんですね。イメージ案とかはHiさんかな。あとはロゴとかのフォント系は俺が作ったりしてます。まずは近日中に通販サイトから開始予定です。準備が整い次第、改めて公表しますので是非チェックして下さい!
ー 空手コンドルのライブ会場でも買えますか?
TO-Ka 1/26の「道場破りVol.18」ではまだどうなるか分かりませんが、今後はイベント会場でもブース出す予定ですよ!
ー ブランド名が「FULLBOUNCE」でイベント道場破りを運営しているのは「FULL BOUNE Entertainment」ですよね。「FULLBOUNCE」とは何ですか?
TO-Ka ライフスタイルです。それを新たなサブカルチャーとして定着させるのが目標です。
ー どの様な文化ですか?
TO-Ka 基本的には「音楽」を軸としたエンターテインメント。イベント「道場破り」もその一つ。また、そこから派生して生まれたアパレル。
空手コンドルは2002年に解散して、2015年に復活しましたが、その活動してなかった空白の期間も、俺たちを育ててくれたアンダーグラウンドシーンは今でもずっと生き続けていて。また、そのシーンをずっと守り続けて来たのは、辞めずにずっと今でも走り続けているバンドやアーティスト達の力であって。そして何よりライブに遊びに来てくれたりサポートしてくれたり応援してくれてる人達のお陰であり。空手コンドルが解散した後も、俺は違うグループを組んだり、何だかんだで多少シーンには顔出させてもらったりしてたんだけど、その時いつも思うのは、みんな本当に凄ぇカッコ良いバンドばっかりなんだよね。この界隈、皆相変わらずヤバい奴らばっかだなって。こんなヤバい奴らと一緒にもっと何かデカい事やりたいなって。でも現状のライブは、フロアはガラガラだったりして。なので、このシーンをより多くの人に知ってもらいたい。このシーンのフィールドを大きくしたい。そうする為に、皆で輪になって、もうムチャクチャやってやろうぜ!という想いを込めて「フルバウンス」という言葉を付けたんです。空手コンドルもその中の一つで、輪になる為にイベント「道場破り」を再開させ、コンピレーションアルバム「道場破り」も2018年にリリースしました。
感の良い人はピンときてるアレです(笑)。
ー 「道場破りVol.18」が1/26に有りますね。
TO-Ka 2019年一発目の「道場破り」です。場所はいつもの渋谷CYCLONEで。今回で通算18回目になりますね。今回も、この日でしか絶対に観れない特別なやつがあるかもです(笑)。
ー 具体的には内緒ですよね(笑)?
TO-Ka まぁ、「道場破り」なので、感の良い人はピンときてるアレです(笑)。この日でしか観れないというのは、その曲自体もライブでやるのは初なんですが、最もポイントなのは、「誰がやるのか」ですね(笑)。「えっ?!あの人も、この人も?!マジで?!」みたいな(笑)。
この続きは会場でのお楽しみ!
ー 楽しみにしておきます!今後の空手コンドルの予定はどうなっていますか?
TO-Ka 1/26のイベント「道場破り」が終わったら、まだ制作途中の新曲を仕上げながら、そのままプリプロ、本録りへとなだれ込む予定です。並行して、次の「道場破り」の企画会議も始まっているので、広告、動画、Webなどの制作も。次の新音源もそれに合わせてリリース出来る様にスケジューリングしていく予定です。ライブの予定はしばらく無いです。なので、1/26を見逃さずに宜しく!
ー では最後にファンへメッセージをお願いします。
TO-Ka これからもっともっと楽しい事やって行くので、宜しくお願いします!ありがとう!
TO-Ka Profile
1997年に空手コンドルを結成。同時期にイベント「道場破り」の運営を開始する。近年はフルバウンスという概念のサブカルチャーを定着させるべくアパレルブランドも展開。また、多数のアーティストへの客演も果たしている。
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