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Pe / TAPE ME WONDER アルバム リリース インタビュー!


昨年の2nd Full Album「NEVERTHELESS」リリースに合わせて行われつつもお蔵入りとなっていたベース担当Pe(TAPE ME WONDER)のインタビューを、今になって公開。1年半寝かせただけあって、熟成されて味のあるインタビューとなっております(本インタビューは2017年2月に行われました)。

​interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

2018.09.30


 

ー 2ndアルバム「NEVERTHELESS」のリリースおめでとうございます。ようやく出ますね(笑)。

Pe ありがとうございます!知らない人に聴いてもらえるチャンスが出来ただけでも嬉しいですね。

ー そうですね。今年は2ndアルバムのリリースの年であり、結成10周年でもありますよね。TAPE ME WONDER(以下:TMW)はどういった経緯で結成されたのですか?

Pe 俺がnoriboooooneの弾き語りを聴いたのがきっかけで、絶対一緒にバンド組みたいって思ったのが始まりです。自分の結婚式の二次会だったんだけど。

ー ってことは知り合ったのは、もっと昔ですか?

Pe 正確には覚えてないけど、15~6年前かな。俺がBRANCOってバンドやってる頃にGQ06(noriboooooneが以前に所属していたバンド)と対バンしてました。今は無き高円寺20000V。初対面のnoriboooooneはどちらかと言うと良いイメージではなかったかな。ハンドマイクでモニターよじ登って客席を煽ってて。チャラついてるなって感じ(笑)。

ー 確かにこわいイメージありましたね(笑)。他のメンバーとはどういった経緯で?

Pe デュっさん(Duの愛称)は滋賀からpapa's milkってバンドで上京してきたばかりの頃に出会って、打ち上げとかですぐ仲良くなったのを覚えてます。ふざけて、「東京なめんなよ!」とか言って根性焼きしたりして(笑)。ツアーで滋賀にも連れてってもらったりしました。

ー 根性焼きですか?!

Pe ガッツリじゃなくてだよ。チョンくらいで。熱っ!みたいな。

ー びっくりしました(笑)。

Pe 2235はquadrariumってバンドで、papa's milkと同郷って事で知り合っただけかな。デュっさんは界隈ではドラムの腕が立つ方だったし、2235も羨ましいほど魅力的なボーカルだった。まさか一緒に組む事になるとはね。

ー 初期はどのような活動をしていたのですか?

Pe 元々は個人的にnoriboooooneと組みたかっただけなので、他のメンバーの事は考えてなかったんですよ。TMWが形になって動き始めた頃の初期メンバーは、noribooooone、デュっさんと、初代ギターのジョーイ(2010年脱退)と俺。俺以外は3人とも同じ職場だったんだけど、皆んな「荷揚げ」ってゆう共通の職種だったんです。で「ニアゲファンクラブ」って曲が出来たりして。ジョーイ脱退に際して色々ゴタついたんだけど、その話は長くなるので、、、。

ー 4人の男が集まってあーでもないこーでもないって本気でやれば色々ありますよね。

Pe で、noriboooooneが引っ張って来たのがquadrariumのギターボーカルだった2235ってわけです。





ー そうしてバンドが形成されたのですね。今回、リリースされる「NEVERTHELESS」はどういう経緯で制作を開始したのですか?

Pe 前作「NEED YOU」をリリースしたのが2012年。新高円寺のClubLinerをホームにして数々のライブをこなしてました。リリース出来た達成感と、いつでもライブを出来る環境に満足していました。2235の加入と共にパワーアップしたTMWも、物足りてる環境を打破しないといけない時期が自然とやって来て。noriboooooneの制作意欲とゆうか、作曲ペースが尋常じゃなかった事もあり、週1ペース。もちろん全てが作品になるわけではなかったけど、ここで歩みを止めてる場合じゃないぞってメンバーが思い始めたのが「NEVERTHELESS」制作へのきっかけなのかなぁ。構想からリリースまでだいぶ時間かかりましたけど・・・。答えになってますかね(笑)。

ー なってます(笑)。しかし週に1曲とは物凄いペースですね。

Pe 今でもスタジオには必ず新ネタを持ってくるので。それも漠然とした物じゃなくて、バンドがこう鳴ればいいなってイメージがあるっぽいんだよなー(恐ろしい~と戯けてみせる)。初見でなんとなく合わせて「そのベースいいね!」って言われた事はほぼ無いです。「ガチャガチャ弾いてんじゃねえ、良く聴け」って。1曲出来るまでに最低3回は「チッ」て思います。俺は。正直。デュっさんと2235はその辺は大人なんですよ。引き出しが多いってのもあると思うけど、演奏にダメもらっても割と即座に対応出来てますね。

ー その妥協しない姿勢から「NEVERTHELESS」という作品が生まれたんですね。2枚組、20曲収録というのはどの時点で決まっていたのですか?

Pe 2枚組構想はいつ頃だったかな。よく覚えてないけど、noriboooooneが2枚組で出す!って言い始めたのは確かです。元々「NEED YOU」の時に録って、アルバムに入らなかった曲が何曲かありましたし、「NEED YOU」以前のデモ音源もリマスターして出したいってゆうnoriboooooneの意見に反対するメンバーなんて、いる訳ないですよね(笑)。資金的な問題を考える前に、全会一致でGOでした。

ー レコーディング自体は順調でしたか?

Pe 我々のレコーディングは順調でした。そこに至るまでのストイック過ぎるリハーサルのおかげでね。甲子園は当たり前、そこで全国制覇するのを目指してる高校球児みたいでしたよ。その後の、歌入れ、ミックス、マスタリング、ジャケのデザイン、プレス、全てをnoriboooooneに任せてしまったので、彼はかなり大変だったと思うけど。

ー そうして完成した今作に対して、今思うことは何ですか?

Pe よく出来てるなって思います(笑)。今でも1日1回は聴いてるし(恥ずかしそうにする)。手前味噌だけど、ほんと素晴らしい作品でとても嬉しく思います。同世代のバンドからの評価も高いのがさらに嬉しい。お世辞や冷やかしでコメントするような年代でもないので、素直に受け止めちゃってます。同世代に素晴らしいバンドマン達がしぶとく残ってる事に感謝ですね。

ー そうですね。こうやって話を伺うとnoribooooone主導で「NEVERTHELESS」が制作されたのを感じますが、次回作はPe主導で制作するっていうのはどうですか?

Pe デュっさんと2235の協力があれば、是非やってみたいです。

ー バンドに広がりが出て良いかもしれませんね。では今後の予定や目標などはありますか?

Pe 3/20のMIYA THE WORLD、4/15のbabamania、空手コンドルとのスリーマン。とりあえずのライブはこんなもんで。noriboooooneも言ってたけど、頃合いを見てワンマンやりたいです。できればその前にツアー回りたいですね。単発の積み重ねでもいいので。で、また制作活動へ。力まず、ダレず、一歩ずつ前に進みます。動く歩道に乗っかって人生をやり過ごす訳にはいかないので。

ー では最後にメッセージをどうぞ。

Pe ぴーや!


 


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