Hooky Recordsからリリースしたアーティストが2017年にどんな音楽を聴いていたか。興味が有ったのでアンケートを取ってみました。順位をつけるのは野暮ですが、せっかくなので1位から3位まで。「普段はこんな音楽聴いてるんだ〜」って気軽に楽しんで下さい。
text by 齋藤泰人(Hooky Records)
2018.02.01
O.K.Z.(空手コンドル , No Return , Malignant Co.)
1、"Appetite for Destruction" / Guns N' Roses
2、"やんごとなき世界" / 打首獄門同好会
3、"Hardwired...To Self-Destruct" / Metallica
"Appetite〜"は永遠の1位。聴いてなくても1位。さいたまスーパーアリーナでの来日公演は、手が届きそうな距離でスラッシュのギターソロを観ることが出来てもう本当にありがとうございました。
打首は我が家の子供達が3人とも大好き。家族の団欒タイムにはかなりの確率でこのアルバムが流れております。コンピレーションアルバム「道場破り」収録のE.P.OのCOYASSくんもラップで参加してますYO!
Metallicaは2016年後半に出たアルバムですが、メタル系だと1番聴いたかも。MetallicaがMetallicaであることをここまで追求してくれたことに感動した1枚。どの曲聴いてもMetallica過ぎてニヤニヤしちゃいます。
石井ユウジ(キャラメルパンチ)
1、"30" / LOST IN TIME
2、"翌日" / Syrup 16g
3、"ラストシーン" / The Cheserasera
実はここ数年LOST IN TIMEはかなり聴いているんですが、きっかけは以前タンクボールの歌の指導用に用いたのがLOST IN TIMEの"列車"という曲で、そこからですね。時代の最先端を行くイケイケな曲もいいですが、僕はサウンドや言葉にも人間臭いものを求めるタチなので、この"30"という曲の歌詞は特に刺さりました。因みに僕はアラフォーを迎えました(笑)。
Syrup 16gの"翌日"は何年前の曲ですかね?もう13年は経つのかな?当時、板橋に住んでいて、スペースシャワーTVをいつも垂れ流しにしてたらMVが流れまして一撃でやられました。メロディーも綺麗ですが、歌詞の表現が絶妙!分からないようで凄く分かる。人生戦っている人の胸にはとても沁みると思います!
そしてThe Cheseraseraの"ラストシーン"。この曲の疾走感好きです!BPM180後半のエイトビートは僕の大好物でして。曲もそうですが良い意味で若く荒々しいサウンドというか録音状況やMIXが初期衝動に触れますね。「ドラム聴こえなくね?」って一瞬思いますが、逆に「ギター推しで行くぜ‼」って感じが気持ちいいです。そして3曲通して思うのは、もうちょっと明るい曲聴いた方がいいのかな?ってことですかね(笑)!
タンクボール(キャラメルパンチ)
1、"Santeria" / Sublime
2、"Ill Ray" / Kasabian
3、"駅" / 竹内まりや
Sublimeは聴く回数では毎年1位。友だちや仲間とバーベキューしたり車で出かけたり、家でひとりで飲むのも好きなんですが必ず1曲目にこれを。レゲエのゆるいビート感と軽快さがとてもハマって「今日も楽しくなりそうだな~」とこれから始まる何かにワクワクするのがとても好きです。いつか中米も行ってみたいなあ。
Kasabianは以前よく聴いていてしばらく聴いてなかったんですが、今年(2017年)新譜が出るってことで聴いてみたらヒットしました。なんといってもアルバム通してたまらないリフが盛りだくさん。これは是非爆音で聴きたいですね。
竹内まりや先生は不動の名曲ですね。すべての情景が目に浮かぶ詩の素晴らしさに感服です。どうにもならない感情や理屈じゃないなにかみたいもの。アレです、アレ。最後のサビの終わり「ありふれた夜がやってくる」ここが特にアレです。シビれます。
ずっきー(ASHIGALL)
1、"The Gift" / Hi-STANDARD
2、"Hybrid Theory" / Linkin Park
3、"Rage Against the Machine" / Rage Against the Machine
バンドマンの中でも伝説とも言えるハイスタことHi-STANDARDのニューアルバムです。なんと18年ぶりのアルバム。音が綺麗すぎてハイスタっぽくないと思いましたが、聴いてるうちにやはりハイスタなんだなぁと感動しました。年末のさいたまスーパーアリーナのライブでは老若男女が集まっていて、ここまで幅広い年齢層に好まれるハイスタの凄さを改めて実感しました。
人生で一番聴いたアルバムがLinkin Parkの"Hybrid Theory"です。初めて聴いた時は衝撃的すぎて未だに影響を受けております。ボーカルのチェスターが去年亡くなってライブに行けなかったことを悔やんでおりました。ここまで凄いボーカルはなかなかおりません。
Rage Against the Machineは義務教育だと思っております(笑)。ミクスチャーの先駆者とも言われております。ギターのトム・モレロのギタープレイは圧巻です。真似しようとしましたが無理でした…ボーカルのザックの反社会的なラップは当時の若者にかなりの影響を与えたことでしょう。空耳の先駆者とも言えます(笑)。
ハッシー(ASHIGALL)
1、"Breakfast" / Pay money To my Pain
2、"Psychotic Symphony" / Sons of Apollo
3、"SIAM SHADE XI COMPLETE BEST 〜HEART OF ROCK〜" / SIAM SHADE
友人からPay money To my Painのコピバン頼まれまして、久々に聴きました。今聴いても色褪せることなく、かっこよくて、激しいのも静かなのもどの曲取っても素晴らしい!またリピートして聴くようになりました。
元Dream Theaterのマイク・ポートノイの新しいバンドです。メンバーも豪華で、楽曲も聴いててワクワクします。自分はDream Theaterというより、マイクが好きなんだなと再認識しました。
2016年に完結したSIAM SHADEですが、興奮冷めやらぬ中、年初めにすごくリピートしてました。このアルバムはベストですが、実際は全アルバム聴いておりました。自分の半分はSIAM SHADEで出来ていると言うくらい影響受けたバンドです。
つつみん(ASHIGALL)
1、"Astraea" / Rolo Tomassi
2、"Vessel" / Twenty One Pilots
3、"Lift Your Existence" / Night Verses
"Astraea"は変拍子のリズム、メロディ、曲の展開全てがツボです。紅一点ボーカルのエヴァのかわいい見た目とは裏腹に繰り出される強烈なスクリームにやられました。ドラムもすごい。
"Vessel"はテレビでライブ映像を見たのがきっかけで買いました。怒涛のラップとサビのメロディのギャップがクセになります。ドラムもすごい。
"Lift Your Existence"もまた変拍子のあるリズムとヘヴィなサウンドがクセになるバンド。2枚目よりはこっちのが好みです。ドラムが超絶。