​千葉ベイサイドエリアから日本全国を駆け回る"FREE STYLE LOUD ROCK BAND" TRAVEのフロントマンkabu(Vo)に1st Mini Album「FIVE LOW」リリースから1周年を記念してインタビューを行いました。CDリリースから全国ツアーを経て今も尚、成長を続けるTRAVEが確信に変わる話が聞けました。

​interview by 齋藤泰人(Hooky Records)

2019.03.21

TRAVEとしての活動を始めた時期は2008年

ー 自己紹介をお願いします。

kabu TRAVEというバンドでボーカルやってるkabuです。

ー TRAVEはどのようにして結成しましたか?

kabu 最初はドラムのryoが他のメンバーと前進バンドを結成して、メンバーチェンジを繰り返す過程で徐々に現在のメンバーが加わって行った感じです。TRAVEとしての活動を始めた時期は2008年でした。それまでは曲作り中心のスタジオワークのみでしたね。最後にkayukiが加入して、更に1年ぐらい曲を練り直して、本格的にLIVE活動を行ったのがその位の時期だったと思います。ですから今年で結成11年目に突入する感じです。

ー バンド名の由来は?

kabu Tribalという単語と、Raveという単語を掛け合わせて作りました。

ー どなたが決めましたか?

kabu 誰だろう(笑)?!

ー (笑)。結成当初から現在の音楽性ですか?

kabu そうですね。へヴィーなサウンドを軸にした音楽性という点では当時から変わってないですね。ただ、結成当時は今みたいなメタリックで細かいフレーズは有った事は有ったけど、今ほどでは無かったと思います。

もっとノリが大きかった・・・というか。元々ずっとギター2本でやって来たんだけど、今みたいにツインギターで細かいフレーズ弾いてハモってというのは4v8が加入してから多くなったかなぁ。ボーカルにしても、当時の方がラップ的なアプローチは多かったと思います。でも同期の音は当時から入れてましたね。

ー 同期はサウンドの特徴になっていますが、どのように制作していますか?

kabu どうやって・・・ですか(笑)。説明が難しいなぁ(笑)。まぁ、同期の音源は主に自分が作っているんですけど、まずバンドサウンドをスタジオでメンバー全員でじっくり作り込んで、曲が完成したら各パートのデータを自分のDAWソフトに取り込むと。イメージとしては簡単なプリプロ作業みたいな感じですかね。で、その音源を客観的に聴いてみてどういう世界観にしようかと1人であーだこーだ色々悩んで音を重ねて行く、という感じかなぁ。あとはメインのコンポーザーであるyoshikenとかryoに欲しいサウンドのイメージを伝えてもらって、それを具体的な音として形にして行く、という感じでしょうか。

 いずれにしてもウチはバンドサウンドをメインに捉えているので、同期のサウンドはあくまで曲の世界観に表現力や音の厚みを補うプラスアルファ的な役割であれば良いと思ってて。でもどうせ同期を入れるならなるべく強く印象付けられるのがベストかなと思って作業しているから、サウンドの特徴として捉えて貰えるのは嬉しいですね!

責任を持ってステージに立たないとダメなんだなと痛感

ー 「FIVE LOW」をリリースして約一年経ちましたが感想を教えて下さい。

 

kabu もう1年ちょっと経ったんだ!早いな・・・リリースが決定してからは本当にあっという間だったなぁ。リリース出来たのは単純に嬉しかったですね。

 ただ、リリースさせてもらって初めて強く意識した事があって。「FIVE LOW」は、TRAVEとして初の全国流通だったんだけど、だからメンバー全員相当気合い入れて臨んだんですよね。どのアーティストもそうだと思うんだけど、当然ウチも「FIVE LOW」の収録曲とかアートワーク、その他諸々全てには色んな想いやメッセージを込めて作ったんです。

勿論今までのキャリアで作ってきたデモ音源達もそうだったんですけど、今までと決定的に違ったのは、そのパッケージされた自分達の想いとかメッセージというのが、より多くの・・・言っちゃえば顔も知らない様な人達にも届く可能性を持ってるという事じゃないですか。今までのデモ音源とかはライブ会場で手売りしたり配布したりだったので直接目で見える範囲内での出来事でしたから。

ー 小さなコミュニティー内で収まっていたのが全国へと広がっていく訳ですよね。

kabu それはインターネットという便利なツールを利用して自分達の音を世界中に発信してる人達にも共通して言えると思うんだけど、曲だったり歌詞だったり世界観だったり、それに付随するビジュアルイメージだったりとかも全てがそうやって不特定多数の音楽ファン、もしくはそうじゃない人達の耳に届くという状況に置かれるワケで。そうなってくると今までよりずっと大きな責任を持って発信しないといけないんだなと実感させられましたね。

「FIVE LOW」のリリースツアーで色んな場所でライブさせてもらって尚更その事を痛感しましたよ。知らない土地の知らない人達に、さっき言った様な自分達の想いやメッセージを託した「FIVE LOW」を聴いてもらいたい。届けたい。その為には今まで以上に音に責任を持ってステージに立たないとダメなんだなと痛感しました。

 リリースしてからの感想というか、自分の中でリリースを機に前と大きく変わったと思う点はそういう意識が強く出てきた事かなぁ。これは全国流通しないと自分の場合はなかなか意識出来ない事でしたね。

ー 結構たくさんツアーしてましたよね?

 

kabu メンバーそれぞれ多忙な中でも、可能な限りなるべく色んな場所へ行こうと思ってましたからね。地元の千葉を始め、東京、大阪、福岡、仙台、古河(茨城)、郡山(福島)、宇都宮(栃木)辺りだったと思います。

ー 回ってみてどうでしたか?

kabu エピソード的な話だと、ウチの場合、地方公演行った帰りは大体4v8が泥酔して何かやらかすというのが定番になってきましたね。笑える話から殺意を抱く様な腹立つ話まで(笑)。そんな4v8エピソードは地方公演に行く度に増えてきたけど、それはあまり思い出したくないので止めときます(笑)。

 それと、ウチはツアーだから地方回ってという形じゃなくて、リリースする少し前だったりファイナル終わってからだったり、勿論今でもなんだけど、この数年は誘われたら単発でも地方公演に行ってるんですよ。ツアーの時もほぼほぼ単発公演だったし。

 FIVE LOWリリースのツアーに限ってと言えば、福岡に行った時かなぁ。ツアーの前にも福岡には2回ライブをしに行った事あるんですけど、どちらも飛行機で行きまして。それ以外の土地はいつも車移動なんですけどね。でもリリースツアーの時の福岡公演は、初めて福岡に車で行こうって事になったんだけど、まぁシンドかったですね。飛行機だと時間にも余裕あるから宿も取ってライブ翌日は軽く観光的なのも出来るけど、あの時は前日の夜に千葉出発して、リハ前に福岡着いて、ライブして打ち上げ出て、夜中の3時頃福岡出発して翌日の夜に千葉に帰って来るという。もう福岡には絶対車で行かないと誓いました(笑)。こっちから普通に福岡まで車で行ってるバンドさんは無条件で尊敬します(笑)。

 でもそのおかげで大阪までの車移動がだいぶ近く感じる様になりました。慣れって凄いなと思いましたね(笑)。

 

ー やっぱりツアーって簡単な事じゃないですよね。

kabu そう思いますね。ツアーを回って長い時間顔を合わせてる内に仲が悪くなって解散するとか結構聞くじゃないですか。ウチは単発ばかりだから、せいぜい長くて2日とかだけど、1回の移動で何ヵ所も回るバンドは何日も一緒に居なきゃいけないワケで。そうなると色々ありますよね。移動の事だけでも運転免許を持ってるとか持ってないとか、それぞれの運転時間の問題とかありますからね。

 でも、悪い事ばかりじゃなくて、良い事もあると思うんですよ。各地のライブハウスの店長だったり、地元のバンド達との出会いだったり。それから話が広がってまた別の面白い話が舞い込んできたり。そういう縁というのはツアーに出ないと得られなかった物ですから。

 あと、ツアー前からウチのライブを観てくれてた人達には、ファイナル以降のライブを観てくれた時に「前より良くなった。」と結構言って貰えたりもしたので、ウチも少しはツアーで成長出来たのかなとも思いましたね。

ー​ ライブは相当ビルドアップされてると思いますよ。

 

kabu 有難うございます!同じ様にお褒めの言葉を色んな人に言って頂いて。そう考えると、発信して終わり・・・というよりは発信した曲達をやり込んで育て上げて行く、という過程において、ツアーはマストなのかも知れませんね!

TRAVE

1st Mini Album「FIVE LOW」

へヴィーであるのに何処かキャッチー、パーティー系から激情系まで色んな表情を持った楽曲達。ラウド、メタルを軸とした轟音の中で、メロ、シャウト、ラップと様々なキャラクターを持ち縦横無尽に暴れ倒すボーカルが織り成す絶妙なバランスの唯一無二なミクスチャーサウンドを放つ6曲入り1stミニアルバム!

​LINK:FIVE LOW 特設ページ

『5つの(FIVE)重低音(LOW)』の集合体 =「FIVE LOW」

ー アルバムタイトルの「FIVE LOW」とはどのような意味ですか?

kabu さっきも言ったんですけど、TRAVEにとって今回の様に全国流通という形でのリリースは初めての事で。だからリリースが決定してからはメンバー全員で今まで以上に気合いを入れて力を合わせてこの「FIVE LOW」を作ったんですよね。で、「FIVE LOW」が出来上がったワケなんだけど、曲作りだったりアレンジだったりアートワークのアイデアだったり、全てにメンバーそれぞれが今までのキャリアで培って来た引き出しの中のモノを全部引っ張り出して、1つの作品を一緒に作った、言い換えればへヴィーなサウンドを奏でるメンバー5人がそれぞれ全てを注ぎ込んで仕上げた、それには誰か1人でも欠けてしまったらそれは成立しない、という意味を込めて5人が奏でる『5つの(FIVE)重低音(LOW)』の集合体 =「FIVE LOW」というタイトルになりました。

 後は何か響きも良かったので(笑)。良くないですか?FIVE LOWって響き(笑)。

ー 響きカッコ良いですね(笑)。バンドメンバーの結束が固いという事ですね。一人欠けても「FIVE LOW」にならないですもんね。

kabu まぁ、バンドって不思議な物で、誰か1人でも別の人間になると違う音になると思うんですよ。だから、この5人じゃなきゃ出せない音って絶対あると思ってて。その音があってこその今のTRAVEですし。

 結束が固いのかどうかは置いといて(笑)、メンバーそれぞれがそれぞれのカラーを持ってて、集まってて面白い集合体だとは思いますよ!TRAVEは!

 ただ、メンバー5人全員が揃いも揃って社交性に欠けるのが残念なんですけどね(笑)。

ー 今後の目標はありますか?

kabu 目標ですか。。この「FIVE LOW」がミニアルバムなので、今度はフルアルバムを作りたいですね!その為に去年のツアーファイナル終わってからメンバーみんなで曲作りしてる最中です。ライブも勿論積極的にやりたいですけど、今年は先を見据えて曲作りとバランス良くやっていきたいかなぁ。

 前回は何度も言う様に初の全国流通だったんで、いわゆる名刺代わりというか、TRAVEの音を分かりやすく凝縮した作品になったと思うんですよ。でも次はそういう楽曲の他に、もう少しTRAVEの色んな側面を含んだ楽曲も作って行けたら良いかなと思ってますね。まぁ自分でもどんな仕上がりになるのか今から楽しみですけど(笑)。

 あと今年の活動的には、TILL YOUR DEATH RECORDSというレーベルから春頃にリリース予定のV.A.「TILL YOUR DEATH vol.4」というオムニバスのカバーアルバムがあるんですけど、そのオムニバスにTRAVEも参加させてもらえる事になりまして。これに収録される予定のバンドってのが、結構イカツイメンツが揃ってましてね!TRAVE的にはカバー初挑戦という事もあって楽しくやらせてもらいました。

コチラも乞う御期待!つー事で!

ー では最後にファンへのメッセージをお願いします。

kabu えっと、そうですね。TRAVEは今まで何回かメンバーチェンジを経験してきて、去年は結成して10年目という節目だったんすけど、その直前の2017年11月に初の全国流通をさせてもらって、ひとまずTRAVEの10年を総括出来たと思うんですよね。

 だから今年からはまた新たなスタートっつーか、総括したその先にあるもの、みたいなのが流通して初めて見えた気がするんで、今年からはそういう1つ1つをゆっくりでも形にしていって皆さんにお届け出来たらな・・・と思ってるんで、どうか温かい目で末長く見守ってやって下さい。

 ありがとうございましたー!

 

kabu Profile

 【Freestyle Loud Music】というテーマを掲げ活動するTRAVEのフロントマン。ラップ、シャウトそしてメロディを操るボーカリストで在りながら、サウンドのアクセントとなる同期作りも担当している。

LINK:Twitter

LINK:TRAVE 公式サイト

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